第94回全国高校野球選手権・第3日第2試合(10日、滝川二5-4北大津、甲子園)
継投策を得意とする北大津は、則本が九回途中まで投げた。「後ろに控えてくれているから」と完投を狙って全力投球。得意のスライダーを駆使して試合を楽しむことができたという。
2年の冬ごろまでは肩や腰などの故障が続き、何度も「やめたい」と考えた。
それでも三重中京大の投手で、6月の全日本大学選手権に出場した兄から「大器晩成という言葉もある。ゆっくりやれ」と励まされ、あきらめずに努力を続けた。
「甲子園のマウンドに立てて良かった。悔いはない」と胸を張った。