第94回全国高校野球選手権・第2日(9日、甲子園)第3試合は桐光学園(神奈川)が7-0で今治西(愛媛)に快勝した。
桐光学園のエース・松井は大会新記録となる1試合22三振を奪う快投を披露。自ら3ランも放つなど投打にわたる活躍で、完封勝利を飾った。
桐光学園は三回、四球で出塁した鈴木拓を三塁に進めると、4番・植草が中前適時打を放ち1点を先制。
続く四回にも鈴木拓が二塁手と右翼手の間に落ちる適時打を放ち、2点目を挙げた。
五回には2年生エースの松井が右翼席に3ランを叩きこみ5点目。七、八回にも1点ずつ追加して7点差をつけた。
松井は今治西打線を相手に快投を披露。五回途中までに2桁三振を奪うと、その後も毎回のように『K』を並べた。
六回一死からは10者連続三振。九回に先頭打者の池内から大会新記録となる20個目の三振を奪うと、続く中西も見逃し三振。最後の打者もバットが空を切り、九回までの試合では1試合最多となる大会新記録の22奪三振で試合を締めた。
松井裕樹投手の話「調子自体が良かったので、ストレートで押していった。(22奪三振は)できすぎ。今日は良かったが、歴史に恥じないようにこれからも勝っていきたい」