マリナーズ-ヤンキース(25日、シアトル)ヤンキースのイチロー外野手は「1番・右翼」で出場。
マリナーズ先発の岩隈久志投手から中前打を放つなど、5打数1安打で打率は・261に下がった。
ヤンキースはこの日が今季シアトルでの最後の試合で、1打席目に向かう際に大歓声が注がれ、イチローはヘルメットを取って声援に応えた。
試合が終了すると、長年応援を続けた右翼席のファンに手を振り、シアトルを後にした。
――今の心境は
「とても辛いですね。ファンの方にこんなに暖かく見送られて、ボクは本当に幸せです」
――日本ではこのようなプレーはないと聞くが、どんな心境でプレーした
「とにかくやりずらかったですね。ボクがここで今年プレーするチャンスは今日だけだったので。今までの11年半の想いを胸に秘めて、堂々とプレーしようと思った」
――ヤンキースのユニホームを着て、マリナーズの選手と話す心境は
「複雑な想いでしたね。ボクがここでグレーのユニホームを着て塁に出て、元チームメイトたちと会話してる空気は、とても複雑な想いでした。難しかったですね」
――シアトルのファンに
「とにかく感謝の想いしかないです。ここでプレーした時間と、いろんな思いがありますけど。ここでプレーした11年半を胸に誇りを持って、これから前に進んでいきたいと思います」