「ソフトバンク4‐3楽天」(5日、ヤフド)
目の前の1球に集中した。試合を決めたのは、主将・小久保だ。同点で迎えた六回1死一、三塁で右中間を破る決勝の2点適時打。チームの白星に貢献するとともに、通算2000本まであと10本とした。
お立ち台では「自分から触れるのも何ですが、あと10本。なるべく早く達成したい」と自ら“記録ネタ”を切り出し、観客の笑いを誘った。
前日は宮本(ヤクルト)が達成。“次は俺”の思いをより強めた。
腰痛を抱えながらもグラウンドに立ち続ける。
「痛いところはたくさんあるけど、ゲームに出れる体であれば何でも来いです」と自らを奮い立たせるように話した。
あと10本へ向けて、「(今季開幕時の)38本からカウントダウンしていた。いよいよここまで来たな」。大記録達成が秒読み段階に入った鷹の主将が、気合を入れ直した。