ヤクルト・宮本慎也内野手(41)が4日の広島戦(神宮)で、史上40人目の通算2000安打を達成した。
二回、広島・福井から中前安打。一塁上で花束を受け取り、大歓声に手を振って応えた。
宮本は「打ったのはストレート。ホッとしました。その一言に尽きます」と2000安打を達成した喜びを語った。
41歳5カ月での達成は落合博満(達成時は巨人)の41歳4カ月を上回り史上最年長。
大学、社会人卒での達成は古田敦也(ヤクルト)に次いで2人目となった。
宮本は95年ドラフト2位でヤクルト入団。
初安打は1年目の4月13日、中日・キク山田(山田喜久雄)から右前打を放った。
しかし1年目は開幕1軍も、守備固めの起用が中心でわずか11安打。2年目も65安打にとどまり、100安打を放つまでに3年を要している。
01年には67犠打でシーズン最多犠打の日本記録をマーク。391犠打は歴代3位で、300犠打以上で2000本安打は新井宏昌(達成時は近鉄、300犠打)以来2人目となる。
ヤクルトへ95年ドラフト3位で入団した日本ハム・稲葉が、4月28日に2000安打を打っているが、同期入団の達成は69年に阪急へ入団した福本豊(ドラフト7位、83年達成)、加藤秀司(ドラフト2位、87年達成)に次ぎ2組目。同一年での達成は初となる。
ロッテ・今江の話「(大阪・PL学園高の)大先輩で、アドバイスをもらうこともある。2千安打はものすごい記録。大先輩に少しでも近づきたい」