身長169センチと、163センチ。
プロの世界では小柄だからこそ、互いに共感できるものがあった。
ヤクルト戦の試合前。平野が、レーシングドライバーの白石勇樹さんと対面した。
弱冠22歳の青年は昨年、アジアンフォーミュラルノーで優勝。
いま「F1に一番近い男」として注目されている。
「彼は自分の命を懸けて、夢に向かって走り続けている。僕も命を懸けて戦っているので勇気をもらいました」
平野は強く刺激を受けていた。戦う世界は違うものの、白石さんも「同じスポーツ選手。平野さんは腕回りが太く、大きい選手に負けてない」と話すなど、互いに感動の対面になった。
白石さんはF1を目標に、アイルトン・セナらも出場した“登竜門”「スペイングランプリ(5月11日開幕)」に参戦する予定だ。
「早くF1に出てもらって、招待して欲しい。タイヤの交換は僕がやりたいですね」と平野。モータースポーツ界の新星にも注目です。