「春季高校野球大阪大会1回戦、此花学院10‐0常翔啓光学園」(15日、近大泉州グラウンド)
ベールに包まれた今秋ドラフト上位候補、此花学院の153キロ右腕・福田真也投手(3年)が大阪大会初登板を果たした。
倉敷(岡山)からの転入生で、規定により昨年1年間は公式戦に出場できず、今春がデビュー。
五回2死走者なしから登板し、初球で遊ゴロに仕留めコールド勝ち。
たった1球だったが「緊張しました」と振り返った。
倉敷では1年秋からエース。しかし当時の恩師・山本監督(44)が昨年1月、此花学院に転籍し、福田も監督を慕い昨年4月に転校した。
持ち味は大阪桐蔭・藤浪に並ぶMAX153キロの速球。視察したブレーブス・大屋スカウトは「間違いなく上位で消える」と評価した。
順調に勝てば4回戦で大阪桐蔭と対戦する。
「絶対勝ちたい。藤浪君と投げ合いたい」と福田。“
謎の剛腕”がセンバツ王者に牙をむく。