第84回センバツ高校野球大会第2日(健大高崎9-3天理、22日、甲子園)
センバツ初出場の高崎健康福祉大高崎が“足”で常連校を圧倒した。
自慢の機動力で7盗塁とかき回し、初勝利を引き寄せた。
「走塁で躊躇(ちゅうちょ)した選手は使わない。迷わないよう練習してきた」と青柳監督(39)。
一回、先頭の竹内(3年)が左前打で出塁し、相手投手のフォームのクセを発見。
ベンチに戻ったときに他の選手に伝えた。
チーム方針は、積極的に走れ。失敗しても「怒られない。だから思い切って走れる」と竹内は胸を張る。
「名門校に初出場の僕たちが勝てたのはうれしい」と4番で4安打2盗塁の内田(3年)。
「Be together!」の校歌は昨夏すっかり有名になったが、今春は「みんなで走ろうぜ!」がスローガンになっている。