プロ野球巨人が、逆指名制度を利用して入団した現在の主力を含む一部選手と、契約金の「最高標準額」として球界で申し合わせた1億5000万円(出来高払い5000万円を含む)を超える契約を結んでいたことが15日、分かった。
スポーツライター玉木正之さん「自分たちで決めたルールを自ら破るというプロ野球界の悪しき伝統が再び発覚したことに「またか」という感じを受け、情けなく、あきれ返る。『最高標準額』は巨人を含む球界全体が合意して導入しており、いまさら絶対的な拘束力がなかったかのように反論するのは筋違いだ。優秀な選手なら入団後に年俸を上げればいいだけだが、巨人としては、たとえ活躍しなかったとしても他球団に入るのを阻止するだけで意味があったのだろう。『巨人は自分のことだけしか考えていない』と考え、善良なファンの野球離れが起こりかねない」