ホワイトソックス-ブルワーズ(7日・アリゾナ州グレンデール)
快足を飛ばした適時三塁打に右前打、四球に軽やかな守備。
ブルワーズの青木は「きょうみたいな感じで持ち味を出せればいい」と充実したプレーぶりに表情が和らいだ。
4試合目で初めて中堅の守備に就き、打順は1番。
ヤクルト時代に「慣れ親しんだ」定位置で本来の輝きを取り戻した。二回の適時三塁打はサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の受賞経験を持つ難敵ピービの決め球シンカーを捉えた。
これまでなら手首を早く返してしまい、二ゴロだったという。
それが課題のフォロースルーを大きく取れたことで打球は右中間を破り、オープン戦初打点を挙げた。
四回には右前打で好機を広げ、後続の安打で初得点も挙げた。
レネキー監督は「走攻守でいいものを見せたな」と褒めたが、青木が少し残念がったのは四球の七回に投手のけん制悪送球で二進した場面。
盗塁ができず「走るところも見せておきたかった」。アピールへの意欲は尽きない。