キャンプ最終日に、ソフトバンクの秋山監督は先発枠争いについて「これからのオープン戦で見えてくると思う」と話していた。
そのオープン戦でここまで山田、大隣、新垣、岩崎は全員が無失点。
摂津、帆足、ペニーに続く、残り3枠の行方はまだ読めない状況だ。
杉内、和田、ホールトンの移籍が、若手を中心に先発陣を刺激。
切磋琢磨し、成長したことで、先発不足どころか、候補はむしろ余剰気味となった。
実戦が進むにつれ、競争も激化。この日の4回を合わせ、2試合で計7回無失点の山田ですら「(ライバルらが)僕よりもいい投球をしている。負けたら終わりと思って投げている」と危機感を口にするほどだ。
投手陣の底上げは喜ばしいことだが、首脳陣は頭を悩ます。
高山投手コーチは「結果にかかわらず、というところも若干出てくると思う」と苦渋の決断を覚悟している。