米大リーグ・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手の出身地、大阪府羽曳野市は5日、同投手と協力して「ダルビッシュ」の名前を冠した硬式野球場を整備する方針を決めた。
同投手側はこれに合わせ、球場予定地周辺の土地を買い取って屋内練習場などトレーニング施設を建設し、一般にも開放する考えを伝えた。
今月末に再び会談し互いの負担などについて協議する。
市によると、球場の予定地は同市駒ケ谷の「グレープヒルスポーツ公園」内の総合グラウンド(約1万4000平方メートル)。
ダルビッシュ投手の父ファルサ氏がこの日、周辺の土地約1万平方メートルを買い取って屋内練習場などを自費で整備する代わりに、硬式野球の使用に堪えるグラウンドへの改修を求め、北川嗣雄市長と合意した。
既に軟式用のダッグアウトや簡易式スコアボードなどは備えており、市は今後、フェンスや観客席、天然芝などを3~4年かけて整備する。
費用は数億円の見通し。