大相撲の横綱白鵬が、昭和の大横綱双葉山の生誕100年に当たる9日、東京都荒川区の善性寺を初めて訪ね、尊敬する先輩の墓参りをした。
持参したモンゴルのお香をたいて手を合わせ「これからも一生懸命、頑張りますと報告した」
双葉山は1912年2月9日、大分県宇佐市に生まれた。
史上最多の69連勝を記録した双葉山は、白鵬が敬愛し手本とする存在。
古い映像などを取り寄せて取り口を研究するだけでなく、その心も学んでおり「相撲に素晴らしい人間性が全て出ている」という。
白鵬は2010年九州場所で63連勝をマーク。
「肉体や技術では力をつけたかもしれないが、精神面では近づいたとは言えない」とし、「しっかりやれよと言ってくれたと思う」と神妙な表情で語った。