今秋ドラフトの1位候補に挙がる慶大の155キロ右腕、福谷浩司投手(横須賀)が5日、神奈川・横浜市内の同大グラウンドで始動。
ブルペンで捕手を座らせて55球を投げるなど、精力的にメニューをこなした。
昨年は主に抑えとして春季リーグV、大学選手権準Vに貢献したが、今季は先発を任される予定。
「まっすぐで空振りを取れるようになりたい」と、自慢の直球の威力を増すべく、同期の亜大・東浜からも取り組みを聞くなど、どん欲にレベルアップを図っている。
この日は、巨人、ヤクルトなど5球団7人のスカウトが視察。
「まっすぐがドーンと来る。大学の時の沢村(巨人)のよう」(ヤクルト・斉藤スカウト)と高評価は揺るぎない。
今年の目標を「先発なら年間10勝」と掲げた大器は、大学生活の集大成へ「すごく楽しみな1年」と目を輝かせた。