阪神春季キャンプ(1日、宜野座)まぶしい日差しが照り始めた午前9時半すぎ、阪神の和田新監督が真新しいユニホームにウインドブレーカー、サングラス姿で姿を現した。
練習前には地元の歓迎セレモニーであいさつに立ち「キャンプを制するものはシーズンを制す」と早くもチームを鼓舞した。
11時すぎにはシートノックを開始した。
一塁手としての起用を示唆している捕手の城島には早速、一塁の守備練習をさせ、自らの色も出した。
1軍はことしから高知県での2次キャンプを廃止した。
1カ所に腰を据えて鍛える1カ月間。
「意気込みというか、見ていて体からあふれ出るものを感じさせてほしい」と選手の取り組む姿勢を重視する。
グラウンドには選手の活気に満ちた声が響き渡る。
その光景に新監督はノックバットを握りつつ、鋭い視線を送った。