グレーのスーツを着た中島は交渉を40分ほどで終えると、すっきりした顔つきで質問に答えた。
-移籍交渉が不調に終わった。
「(契約の)条件、内容は厳しいとずっと聞いていたので、破談になったんやな、というだけ。僕は何ともない」
-不合意の理由は。
「金額はなんぼでも良かったが、細かい条件がちょっと。1年なら控えでも勉強のつもりで我慢して、と思ったが来年も相手に言われた契約でやらないといけない、というような契約だった。この条件なら、あと1年我慢していろんな球団と話した方が良いと(代理人から)言われた」
-ポスティングシステムについて。
「僕自身は交渉していないので分からないが…。(選手にとって)ちょっと厳しいのかもしれない」
-西武で迎える今季は。
「ファンにはどう言われるのか。いいように言ってくれる人も、悪く言う人もいると思うがチームのため、日本一のためにベストを尽くしたい」