新生「横浜DeNAベイスターズ」の新監督の最有力候補に、通算224勝左腕、工藤公康投手(48)が浮上していることが21日、明らかになった。
若く、明るい人材を求める新球団にぴったり合致。
また、理論的な投球やトレーニングで長く一線で活躍した経験は、成長段階にあるチームにとって適任と判断された。
同社の球界参入について審議される今日22日の臨時実行委員会などの状況を見ながら、工藤に就任を要請する見込みだ。
◆工藤公康(くどう・きみやす)1963年(昭38)5月5日、愛知県生まれ。名古屋電気(現愛工大名電)から81年ドラフト6位で西武入団。87年正力松太郎賞。93年に最優秀防御率と最高勝率を獲得しパ・リーグMVP。94年オフにFAでダイエー移籍。99年にダイエーを初優勝に導き2度目のMVP。00年2度目のFAで巨人移籍。07年に門倉のFA移籍による人的補償で横浜移籍。10年には西武に復帰したが、1年で退団。今年はどこにも所属せずトレーニングを続けてきた。最優秀防御率4度、最高勝率3度、最多奪三振2度、ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞3度。左投げ左打ち。家族は夫人と2男3女。