ソフトバンク三連勝! | VIPS〜Very Important Pieces of Sports〜確固不抜!信念を貫け!

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鷹3連勝で王手ダ、また小久保が先制打

 (日本シリーズ第5戦、中日0-5ソフトバンク、ソフトバンク3勝2敗、17日、ナゴヤドーム)

ソフトバンクが8年ぶりの日本一に王手をかけた。初回、小久保が左前適時打を放ち、敵地で3試合連続の先制。七回に細川の適時打、八回には3点を追加し勝負を決めた。

 先発の山田は七回を無失点に抑える好投をみせ、パの育成選手出身で日本シリーズ初勝利。九回は馬原が締めた。

 先に点を取る。主導権は勝負の鉄則を守ったソフトバンクが握った。小久保が連夜の先制打。この夜も4番が大きな責務を果たした。
 「一発目のチャンスをものにできてよかった! 昨日と同じコメント。そして(同じように)きょうも勝ちたいね」

 言葉通り、攻撃も前日16日の第4戦とほとんど同じだ。一回、先頭の川崎が9球粘って右前打を放ち、本多が投前犠打。1、2番が仕事をすれば、あとは再現するだけ。内川が右前打で好機を拡大。一、三塁で4番のバットから先制点が生まれた。初球、内角の直球を積極的に狙って左前へ運んだ。
 「もう少し打線で引っ張って、投手を楽にしてあげたい」
 主砲は前夜のお立ち台で約束した。第3戦以降は4番に入って8打数4安打。チームを連勝に導いたベテランは2試合連続の先制打。チームは3試合続けて初回に先制した。レギュラーシーズンの中日は、ナゴヤドームで先制したら29勝3敗5分け。無類の強さを誇る相手の必勝パターンを試合開始早々に崩した。
 「連敗スタートしたときから、チームの合言葉は『福岡に帰ろう』だから」
 
本拠地で連敗の後、敵地で3連勝すれば2000年の巨人以来、日本シリーズ史上2度目の珍事だ。この11年前、そのまま日本一になった巨人に辛酸をなめさせられたのはダイエーだった。この日のスタメン選手の中で、経験したのは小久保だけ。4番としてのぞんだが、オーバーワークで脇腹を痛めて不本意な成績のまま敗れた。自身にとって、それ以来の大舞台。40歳が、ここ数年の悔しさをすべてフィールドにぶつけている。