CASIO&asicsの"Runmetrix"について書いてまいりました。
データは結構有効だと思いますと前回述べましたが、もう少し詳細を。
これが実際のデータの画面です。
GPSによる距離、ペースと経路の記録に加えて、モーションセンサーによる19ものデータが脚の左右別に測定されるようになっています。なるべく正確に測定するにはセンサーを正確に装着する必要があったりはするのですが、回数を重ねても現れる左右の違いが近似であることから、よく特徴を捉えられているのではないかと思います。
さて、前回勿体を付けた、これを導入しようと思った3番目の理由…
以前ここでも書いたように、ランニング好きからNIKEのシューズマニアみたいになった私は、
それぞれのシューズは、重さ、ソールの厚さや形状、フォームの素材、プレートやエアバッグの有無等、非常に特徴があって違います。また、履いて走った感覚もとても異なります。
明らかにデータに現れたのは、私にとっては重さよりもソールのドロップ(足の下のソールの厚みで、一番大きなところと一番小さなところの差。普通は踵の部分が一番高く、母指球のあたりが一番低い)が大きいシューズの方が、一歩ごとの減速が少なく、「スムーズな重心移動」のファクターが良くなるということ(=厚底の方が効果があること)と、フルレングスのカーボンプレートの入っているシューズの方が、どのファクターも良くなりやすいということでした。
私のようなサブ4クラスの市民ランナーにとっても、競技用厚底であるヴェイパーフライ・ネクスト%のデータは明らかに良かったです。ただ、長い距離脚が持つかどうかというのは、さらにデータ採りが必要だと思いました。
ほとんどの皆様には、「もの好きだね〜(^^;;」なネタですけど、ランニングが好きで、私と同じように走り方やシューズの探求が好きだったりする方なら、ぜひこのガジェットを使ってみてはいかがかなと思います。