【ご注意】

フォローは申請いただき、当方でご自分やご家族が闘病中の方のみ承認させていただきます。

勇気がなくブログに書くことができていない方は、個別で事情をメッセージで送って下さい。確認し、承認させていただきます。


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28日 火曜

結局午前中最後の検温も37.8℃。

腫瘍熱によるものと判断され点滴決行。

昼頃開始。先ずは吐き気止め30分。

次にオキサリプラチンを120分。

この薬は、がん細胞の増殖を抑え、腫瘍を

小さくする効果があります。

副作用として手足の末梢神経の痺れ痛みを

引き起こします。また、口内の感覚異常も

高頻度ででるようです。

冷たい水に触れたりベッドの金属パイプに

触れるとピリピリとするようですが、僕の

場合、既にアブラキサンで手足の末梢神経

異常があるので、ピリピリすることは今の

ところありません。

冷たい飲み物を飲んだりすると、口の中が

ピリピリするという症状も今のところあり

ません。

ただ抗癌剤の副作用は蓄積されて出てくる

ことがあるため注意は必要です。


また、目に見えない副作用で骨髄機能抑制

があります。白血球特に好中球減少が顕著

だと、免疫が落ち危険なためジーラスタと

いう注射で白血球を上げることになります。

ちなみに一本10万以上します。

赤血球が下がり過ぎると輸血をすることに

なります。僕は通常時でも赤血球の数値は

低い状況です。


次はレボホリナートを120分。

これは抗癌剤ではなく、フルオロウラシル

の働きを高めるビタミンです。

副作用として激しい下痢があります。


レボホリナートを始めて30分経過した時点

で、イリノテカンをチューブの横から繋ぎ

90分かけ点滴します。

この薬は、がん細胞のDNAの分裂を阻害し

がん細胞の増殖を抑えます。

副作用として下痢や骨髄抑制があります。

下痢は投与直後のものは問題ないようです

が、数日して現れる遅発性下痢は致命的に

なることもあるようです。

また、嘔吐することもあるようです。


そして最後にフルオロウラシル。

46時間かけて点滴するので、自宅へ持って

帰り、完了したら自分で抜針します。

この薬もがん細胞のDNAの分裂を阻害し

がん細胞の増殖を抑えます。

副作用として下痢や骨髄抑制があります。

嘔吐することもあるようです。


29日 水曜、30日 木曜

特に問題なく、フルオロウラシルの点滴を

継続。夜寝る時にも特に違和感なく過ごせ

ましたが、トイレに行くときも顔を洗う時

も点滴タワーをゴロゴロと連れていかない

といけないのが面倒。

一度外した電源コードを付け忘れ、充電の

アラームが鳴り出し大慌てしました。


現在、抜針して約6時間経過しましたが、

手足の痺れ以外の目立った副作用はない

状況です。心配された吐き気も、初日の

点滴の吐き気止め以外に二日目、三日目

にも飲み薬で吐き気止めを処方してもらい

全く症状は出ていないので、後は遅発性の

吐き気や下痢が出なければ良いなと思って

います。


それよりも良かったのは、入院前に痛くて

初のトラマールまで飲んだ左脇腹から背中

までの強い痛みが、ポート手術の後何故か

無くなったことと、右脇の下と上腕の痛み

も軽くなったことです。

これは主治医もなんでだろうと原因不明の

ままですが、痛みが無くなったのは本当に

ラッキーでした。


この後もまだ副作用の確認のため数日入院

したまま様子を見ます。月曜に血液検査を

するので、その結果で白血球減少や赤血球

減少があると、もう少し入院が長引くかも

しれません。


まぁ、個室なのでのんびり音楽でも聴いて

過ごせればと思います。副作用でバタバタ

することがなければ良いな。