皆さまーっ
上野の森美術館にて、
この神無月のあたまから
大人気開催中の
に、先日ようやく、
行って参りました…
入館日時を
あらかじめ指定した
チケットのみで鑑賞可能、
うーん、
めんどくさ…
…とは思っておったのですが、
５０枚ほどの展示作品の
ラスト８枚、
（
期間により入れ替わりあり〼）
フェルメール作品のみ、を
一堂に会した
夢のような部屋があったのですが…。
人が動かない…
黒い丸（ヘッド
）
がいっぱいある…
うごかない
いっぱいある
…フェルメールの作品、
小さめが多いんだものーっ
近寄って心ゆくまで
見たいのよぉーっっ
…あっ
動いたっ
ひゃっほーうっ
…そんな塩梅で、
これ以上の人がこの場に
いっときに集結したら
いかなることにっ
…と存じ、
やはりこの日時指定方式、は
正解であったのでは、
と思うたのでした…
寡作の画家としても
知られるフェルメール、
世界のあちこちで
光り放つ作品は、
全て合わせても３０数点、
と言われる中、
きゅきゅ、９作
（期間限定の展示作品が
ありますので、現在は
８作になります）、
はるばる世界各地から
やってきてくれています…
画家の生きた17世紀のオランダ
。
スペインの圧政から逃れ
独立を勝ち取った、
力、みなぎるこの若き国は、
交易が盛んに行われ、
王侯貴族ではなく、
富裕な商人たちの台頭する、
”一般市民が主役の国”
であり、かつ、
カトリックであるスペインとは
異なり、偶像崇拝を禁じる
プロテスタントの道を選んだため、
聖堂をいろどる宗教画や聖像の
需要がなかったので、
この時代の
ヨーロッパとしては異例であった、
富裕な市民たちが
”自分たちの楽しみ”
のため、自宅に飾り、
愛でられるサイズの、
さりげない、
身近な愛すべき日常を描いた
『風俗画』
が人気を博しました。
言い換えれば、
オランダの画家たちにとっては
”その分野に
賭けるしかなかった”
とも言えた時期でした。
この頃、
フェルメール以外にも、
それぞれの持ち味を生かした
優れた画家たちが活躍していました。
『本を読む老女』ヘラルト・ダウ 1631-32年
アムステルダム国立美術館
老女が熱心に読み込むのは聖書。
彼女のあごやページを持つ手には、
その細やかな肌触りが伝わってきそうな、
柔らかな”皺”が、見事にそこに存在する。
他国とは異なり識字率の高かった
この国では、こんな光景をたびたび、
見ることができたのではなかったか。
うっすらと開きかけた彼女の口からは、
当時、音読が主流であったことがうかがえる。
『手紙を書く男』ハブリエル・メツー （1664-66年）
アイルランド・ナショナル・ギャラリー ダブリン
気持ちよく開け放った窓から差す、
少し、眩しいような光の中で、
見目麗しいこの青年は、
誰に向かって手紙をしたためているのだろう。
…と申しつつ、
この作品の対として、
『手紙を読む女』も来日している…
『手紙を読む女』ハブリエル・メツー （1664-66年）
アイルランド・ナショナル・ギャラリー ダブリン
画中画、として描かれている
壁に掛けられた絵画、
男性の方は穏やかな田園風景、
女性の方は荒れる海景。
この２枚、
男性の方が左側、女性が右側、
に展示されているのですが…。
そうするとですね、
男性は女性に背を向けていて、
女性はほんの少し、だけれど、
男性の方に寄りかかるように
体を傾げているようにも…。
そのあたりからも…是非、
皆さんもこのふたりの関係への想像、
膨らませてみてくださいね…
こののち、
まだまだ文章を
したためていたのですがっ
文字数オーヴァー、
なることで保存ができませんでして…
また続きを明日、
（やっとフェルメールが
登場いたしますですーっ）
改めてお送りいたしますねっ
本日もご訪問、本当に、
ありがとうございました…
こんな（どんな）私と、
フェルメールの人生を
たどってみませんか…
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