最近の病状 (平成26年11月25日) | 膵がんと糖尿病の闘病日記 (Violoncello,すいがん,膵癌,膵臓癌,糖尿病,網膜症,診察日記,診察記録,闘病記録)

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小生 平成26年7月に膵臓癌と診断され、余命は限られていますが、何か役にたつこともあるだろうとブログを始めました。
実名は公表なしです。膵がんと糖尿病を中心に綴りたいと思います。
面白い内容ではありません。ただの闘病日記です。

11月25日 現在の病状を書いてみました。

初版:平成26年11月25日
更新:平成26年11月27日

■抗がん剤の投薬の記録
・10/07(Tue):抗がん剤治療(TS-1)、1コースめ服用開始
・11/05(Wed):休薬、抗がん剤を休薬中(~11/17迄の2W)は頗る快調でした
・11/18(Tue):抗がん剤治療(TS-1)、2コースめ服用開始。TS-1の服用を再開(11/18)したらお腹が凭れる感が出現しました。小生の凭れる=弱い吐き気(副作用)です

※2コースめの方が抗がん剤の副作用が強く出ています。1コースめにはお腹の凭れ(これは副作用の吐き気でした)程度でしたが、2コースめでは本日(11/25)迄に4回嘔吐しました、その際の腰痛や背中や肩の痛みも酷くなりました


■最近の病状

①左頸部の痼(膵臓癌のリンパ節への転移)は、その後、抗がん剤が効いてきたのか、個人的な感触では少し小さくなった様な感じでした。しかし、2コースめに入り左頸部の痼がやや大きくなりつつあるのか、最近痼の部分に張りを感じる様になりました。(11/23)

②肩は殆ど骨と皮だけ、胸は肋骨と皮が引っ付いていて痩せ細り、背中も同様に肩甲骨と皮が引っ付いて痩せ細っています。食事の摂取量の影響が大きいですが、私の場合は肩については遺伝的なのか幼少の頃から肩の筋肉がつかないこともある様です。(前回同様)

③前回、背中に発疹が出来ていました。主治医の先生は抗がん剤の副作用による免疫力低下が原因なのかわからないので、痒み止めのぬり薬を処方して頂き、暫く経過観察でした。
現在(11/15)は副作用として、背中は背中じゅうに皮膚炎が広がってきました。背中や肌の薄い脇腹下などが皮膚病(感染症?)になりました。(11/17)

④右手の親指(11/15)と人差し指(11/12)と中指(11/17)に皮膚病(皮が剥ける)が出現しました。最近は左手の親指にも同様の症状が出現しました。副作用による免疫力低下の影響だと思います。

⑤お腹は癌性腹水(私見ですが、体重57.4kg、その内腹水がたぶん2リットル以上溜まっている)で妊婦さん状態で、且つ膨満感で苦しい時が増えました。膵臓が時々キリキリ刺込む様に痛むことはあまりなくなってきました。
利尿剤(ラシックス錠1/2とアルダクトンA錠)を服用しているが効果があまりない様です。右尿管へも転移しており右の腎臓が腎不全になるリスクが高まっています。
腹水を減らすため「里芋パスタ」を2度ほど試してみましたがあまり効果がありませんでした。
漢方薬「ヨクイニン粉末(はとむぎ)」を大さじで1日2回と、「腎仙散」が小生には合っている様で、腹水減少に貢献してくれています。特に布団で体を温かくしていると利尿回数が増えました。寝袋(プチ温熱療法)も効果的かも?

⑥太股は30cmから更に痩せ細ってきました。太股の内側に縞模様ができるほど痩せました。
足先は今のところ浮腫みはないですが、糖尿病神経障害で足先の土踏まずから指先まで感覚はありません。更に抗がん剤の副作用で神経障害が進展している様です。
足先は(11/17現在)、1~2週間前からだろうか、足先の血流が悪くなりました。入浴後にあまり時間が経たないで眠る様にしていますが、朝起きても足先が冷たいまま。11/19足が痺れる様になりました。

⑦副作用(2コースめの方が抗がん剤の副作用が強く出ています)
・少し走ると貧血で目眩や立ち眩みがする様になりました。鉄のサプリメントを摂る様になりました。電車は各駅停車で必ず座る半病人です。
・(11/18)TS-1服用後2H程で凄く喉が渇いた(暫く前からこの症状は出現していました)
・(11/19)お腹の凭れと腰痛と背中(肩胛骨、両肩)の痛みで何もやる気が出ない。2回嘔吐(消化されずにそのまま出てきた)して、翌日は休薬しました。
・(11/23)11時抗がん剤の副作用でお腹が凭れる(気持ち悪い、吐き気)。夕食の際にお腹が腹水でパンパンで苦しい。夕食後に2回嘔吐(柿、お寿司、消化されずにそのまま出てきた)しました。翌日から2日間休薬しました。
・嘔吐の状況から考えると、腹水がパンパンだと消化器(胃や腸など)が全く動いていない様です。
・(11/27)両脚の脹ら脛に水が溜まったのか、やや太めに漲ってきた感じがします。
・(11/27)貧血症状と体力低下により、階段のおおよそ15段以上を登ると、脚が疲れてきてお年寄りの方の様にスローペースになってしまいます。

⑧食事は、最近は、例えば、朝はご飯と納豆と葱と味噌汁(又は野菜ジュース)に、果物を少々。昼はパイナップルと林檎とヨーグルトなど。夜は温かい湯とうふ等と果物を少々。という様な感じで膨満感で苦しくならない程度です。相棒の水谷豊さんよろしく1日1食の様な食事量だと思います。

⑨糖尿病は、HbA1cが悪化している。膵臓の1/3が癌になっておりインスリンも出ていないのではないかと思われるので、インスリン注射にした方が良いと思っています。現在、朝の投薬は10錠もあるので、インスリン注射にすれば3錠減らせます。主治医の先生としては、現在の食事の摂取量から考えてインスリン注射にした場合の低血糖リスクと余命などを考えると、現在の経口薬のままで良いと判断。血糖値が300を超える様ならば対処方法を考えましょうとのこと。(前回同様)

⑩血液検査結果
・腫瘍マーカー(CA19-9)が悪化しており、癌は進展し転移も広がっているものと思われますので、最近抗がん剤と併用できるフコイダンやフコキサンチンを調査/研究/お試しを初めました。
・赤血球数、ヘミグロビン濃度、ヘマトクリット値の何れも低下しているので、貧血の症状が出てきました。鉄のサプリメントを摂る様にしましたが、主治医談、意味がないとのこと。
・白血球数、好中球数、リンパ球数の何れも低下しているので、細菌やウィルスから身体を防御や免疫力が低下しているので、ヨーグルトと納豆(または海藻類)は毎日必須です。それから体温を36.5℃以上にして免疫力アップ、寝袋でプチ温熱療法みたいなこともやっています。
しかし、背中や肌の薄い部分に皮膚病が発症しました。
・主治医の先生は、抗がん剤の副作用で感染しやすい状態なので、ご近所の病院でインフルエンザの予防接種をやる様にとのこと。毎日のマスク着用も必須です。

[写真:ヨクイニン(はとむぎ)]

※現在の最優先課題は、腹水を減らすことで、里芋パスタの効果測定/研究、ヨクイニン(はとむぎ)の効果測定/研究、どうしても腹水が減らなくなると3日入院して抜くことの繰返しとなるそうです。人工透析には血液透析や腹膜透析などがあり、腹水の場合は後者の腹膜透析だそうです。

※お薬を減らすことは少し考えを改めて、厚生労働省のお薬の説明書やインタビューフォームを参考にして、お薬の投薬を朝から昼に変更したり、1食事中と食後に分散させたりなど工夫してできるだけ平準化を図っています。
利尿剤(ラシックス錠1/2とアルダクトンA錠)をお昼に変更したら、腹水でお腹がパンパン状態が酷くなりましたので、利尿剤は朝が良い様です。

※そして緩和ケア/ホスピスの調査検討ですが、主治医の先生とがん相談支援センターに確認したところ、ホスピスは1~2か月待ちが多く、申込み、入所許可が下りたら直ぐに入所しなければならないので、かかりつけ病院とホスピスは同じ系列か、近くであること。主治医の先生も、私の場合は分子標的療法と免疫療法の治験を希望しているので中央区が治験の病院とホスピスが隣接していて後々のことを考えると良いのではないかとの意見。

※フコイダン/フコキサンチンの研究
抗がん剤と併用でき、癌の抑制作用のあるフコイダン、癌をアポドーシスするフコキサンチンが様々ところから発売されており、調査研究を深めてみたいと考えています。

[写真:フコイダン/フコキサンチン]