要介護になる前段階のフレイルを「基本チェックリスト」で確認して、全25項目の夫々が0点になる様に行動できれば要介護にならずに済むはずです。
是非、ご活用ください。
初版:平成26年11月28日
更新:平成26年11月28日
■フレイル
フレイルとは高齢になって筋力や活力が衰えた段階。高齢者の多くはフレイルの段階を経て要介護状態になるので、早期発見して対処することが大切です。
フレイルの大事なところは、予防によって回復可能ということです。
フレイルの判定方法は、1999年にロックウッドが提唱し、2001年にフリードがフェノタイプモデル(表現型、5要素で判定)(CHS基準)を発表し、2009年にエンスラドがモデル(3要素で判定)を発表しました。フリードのフェノタイプモデルが一番有名で一番使われています。
日本に於いては、フリードの評価方法を元にしながら、日本人に合う基準値を使っていることが多い様です。
日本では、厚生労働省の「基本チェックリスト」が推奨されています。
■基本チェックリスト (厚生労働省)
[基本チェックリスト(参考:厚生労働省作成)]
①[PDF] 基本チェックリスト(厚生労働省作成)
・基本チェックリスト
②[PDF] 基本チェックリストの考え方について - 厚生労働省
・基本チェックリストの考え方について
③[PDF] 基本チェックリス トの活用等について - 厚生労働省
・基本チェックリス トの活用等について
■基本チェックリストの見方
・基本チェックリストの総得点が8以上ある場合は、CHS基準でフレイルに該当する確率が高い
・生活機能全般(1~20)で7点以上だった場合10人に1人が、10点以上だった場合6人に1人が、1年以内に要介護になりました
・生活機能全般(1~20)で10点以上、運動器(6~10)で3点以上、口腔機能(13~15)で2点以上、栄養状態(11~12)で2点以上、の何れかに該当する場合は、該当しない人の3.8倍、1年以内に要介護になりやすいそうです
・要介護認定を受ける男性は脳卒中が多く、女性は筋骨格系の虚弱だそうです
※以上、フレイルに関するレポート