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二子玉川と代々木でヴァイオリン教室を開いている井上です。




前回は②ちょうちょう③こぎつねについて書いたので、今日は④むすんでひらいて⑤クリスマスのうたについて書きます。

★鈴木メソッド第1巻:④むすんでひらいて

使う音符は
A線:0・1・2・3
E線:0・1

です。つまりA・H・Cis・D・E・Fis の6つです。

これは①きらきら星変奏曲と同じです。新しい曲に進んで音程(左手)が取れないと言うのは、きらきら星変奏曲の音程がきちんと取れていないのです。

音程=左手

リズム=右手

新しい何かを付け足すことより、新しい曲に進んで音程やリズムがきちんと取れなければ、前の曲をかなり意識的に練習するのが大切です。

何となく弾けているから…と曖昧なまま弾き続けるから、次の曲に進んだ時に、実は音程が取れていなかったと言う現実に困惑するのです。

同じAからFisまでの6個の音符を、組み合わせとリズムを変えているのが、きらきら星変奏曲むすんでひらいての違いです。

人間の思考回路は同じことを続けていると飽きて来るので、意識や集中力も散漫になりがちです。

幼稚園のお受験にシャッフルカードを使うように、同じ音符の並べ方とリズムのシャッフルを楽しみながら、根気よく頑張ってくださいね。

さらに欲を言えば、強弱記号にmfとpが書かれているので、今までの①から③の「程よく響く強さ」から、強弱のコントラストを、右手の弓でつけることもお忘れなく。

★鈴木メソッド第1巻:⑤クリスマスのうた

使う音符は
A線:0・1・2・3
E線:0・1・3

A・H・Cis・D・E・Fis・A の7つです。

つまり③こぎつねと同じです。もしこの曲で左手の音程が取れない事態になったら、③を意識的に復習するのをお忘れなく。

この曲の冒頭に八分音符、初めてアウフタクトが登場します。アウフタクトの意味は楽譜の下に書かれているので、よく読んで弓の真ん中から弾き始めてください。

アウフタクトは冒頭の八分音符と最後の付点四分音符を足せば、二分音符になります。

アウフタクトをブリリアントに弾くコツは…文章では難しいので、レッスン時にご指導致します。

⑤で初めてクレッシェンドディミヌエンド、さらにリピート記号が登場します。

厳密なクレッシェンドやディミヌエンドのかけ方は、初心者には難しいので、音符が上行形下行形かで意識してみてください。

上行形=クレッシェンド

下行形=ディミヌエンド

と思って弾けば、初心者はそれなりに聴こえるはずです。14小節目にフォルテがついているのもお忘れなく。

16小節目が終わったら、リピートするのをお忘れなく。

さらに欲を言えば冒頭にアンダンテAndanteと表示されています。イタリア語のアンダーレ…「歩く」と言う動詞が由来なので、程よくゆったり弾いてください。

初心者がいきなりこの曲をアレグロで弾けるはずもないので、あまり気にしなくても、たいていは程よくゆっくりお弾きになっていらっしゃるのだけれど、後々楽語が出てくる度に無視するのは、何かと不都合なので、今のうちから習慣をつけておくと楽です。



右上矢印新しい生徒さんの肩当ての画像です。右側(幅の広い方)を少しだけ上にするのが、肩にフィットするコツです。


右上矢印私の肩当てです。あまり参考にならないかもしれませんが、体型により、肩当ては臨機応変に対応して頂ければと思います。


それでは今日のブログでのアドバイスは終わりに致します。どうぞ良い週末をお過ごしくださいね。来週も宜しくお願い致します。


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