潜在意識がそうしているのか、
昨夜リトルマーメイドを観てから寝たせいかな。
美女と野獣の話をよくしてたからかな。



涙を流しながら目を醒ました。
そんな朝でした。
私の居場所は変わらず夫の胸の中で、
変にほっとした。




夢で良かった。
もうあんな激動の日々を、
乗り越えていくパワーは持っていない。





『長い間、お待たせしてごめん。』
待ち焦がれた私を迎えに来たのは、
ジョリーでした。
抱きしめた感触を覚えている。





『ずっと待っていた。』
私のセリフはこれだけ。





俺のお姫さまをお運びします。
お泊まりのたびに、
お姫様抱っこをされた時の事を思い出した。
どうせ不倫なのにさ。
私達は欲に乱れるのではなく、
普通のカップルのように時間を過ごして
太陽の下も堂々と歩いた日々があった。



たくさんデートして、
たくさんの思い出を作った。
いつかは終わる事をわかっていたから、
少しでも多く思い出を作ることに
必死になっていた時がありました。
澄み切った青空と新緑が綺麗で、
私達のしていた事の汚らわしさも
向き合うべき現実も忘れさせてくれた。






どうせ消えてなくなるなら
こんな記憶、残さないで欲しかったな。
あなたは本当に忘れられていますか?
忘れたつもりでも、
ふと我に返った時に思い浮かぶので、
忘れたとは言い切れないですね。




笑えるなー。
馬鹿みたい。
思い出って名前は付けられない
誰にも話せない
それでも大事な思い出って
言っても良いのだろうか、



そっと蓋を閉めました。
バックナンバーの歌みたいに。
毎年6月は辛いです。