最近、ナイジェリア詐欺関連の話が多いです。
警視庁が出し子役として元衆院の公設秘書の男を逮捕しました。
この詐取金はおそらくナイジェリア詐欺でもビジネスメール詐欺によるもので
海外から不正に振り込ませた金を、銀行にいろいろな理由をつけて元公設秘書の男が
引き出したということだと思います。口座貸自体も行っていたもよう。
1900万円振り込ませて、キックバックは100万円。
残りの詐取金はナイジェリア人の組織に渡っています。
日本でビジネスのお金と見せかけて大金を着金させるには
それなりの法人の実態とか、個人でもそれなりのビジネスをしていないと
銀行に怪しまれます。ナイジェリア詐欺の首謀者たちにとって自分たちの
外見そのものが日本の銀行に警戒を抱かせますから。
今までも日本人の中古車販売業者、飲食店経営者とか衣料品販売業者等が協力して
悪さしてた例が数多くあります。
今回の元秘書は武藤議員の時にもお金にまつわる投資事件に関わっていました。
そういうたぐいの人なのかも知れません。しかしまだ60歳超えたところで完全に
犯罪に手を染めてあと何年も生きるのにどうするのでしょう。
これも組織犯罪対策課が動いています。マフィア対策課ですね。
国際ロマンス詐欺と言われるものの延長線上にこのビジネスメール詐欺があり
西アフリカ系でもハッキングの技術をもったものが仕掛けています。
記事が消えないうちに転載しておきます。
■元衆院議員の公設秘書の男、詐取金の不正引き出し容疑で逮捕
<共同通信 2019年2月14日>
台湾の企業からだまし取った金を不正に引き出したとして、警視庁組織犯罪対策総務課は14日までに、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで、東京都世田谷区の職業不詳宮崎資紹容疑者(61)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。宮崎容疑者は以前、久間章生元防衛相や武藤貴也元衆院議員の公設秘書を務めていた。
捜査関係者によると、宮崎容疑者は、既に逮捕・起訴されているナイジェリア国籍の男(51)らの詐欺グループがだまし取った金を、引き出す役割だった。グループは、台湾の企業を含む8カ国・地域の11社から計約1億7千万円を詐取したとみられる。