昨日の夕食時のこと。
息子が古文が苦手で、学校の補習によく引っかかっていることが話題に。
そこで、私が昔の思い出を披露したんですよね。
私も高校生のときに古文が苦手(というか嫌い)で、単語も文法も最後まで超あやふやなまま。
ところが、ラッキーなことにその年のセンター試験の古文の出題が「源氏物語」でした。
なぜラッキーかというと、私は、当時妹が持っていたマンガ「あさきゆめみし」を全巻読ませてもらっていました。ですから、源氏物語のストーリーは頭に入っていたんです。
なので、単語や文法は知らなくても、全問正解できてしまってんなー
ということを息子に話し、さらに、出題の題材が記憶では光源氏が幼い紫の上に初めて会う場面だったと。
そして、私は得意気に言いました。
ほら、犬が逃げるやつだよ!
(息子)
…逃げたんは鳥じゃなかったっけ?
そう
すずめの子を犬君が逃がしつる
が正解でした←原文調べた
私の頭の中には「犬」という文字だけがインプットされていて、逃げたのは犬だという記憶にいつの間にか変換されていました…
ちょっと鼻で笑う息子。
「平安時代に犬は飼わへんやろー」
くーっ
平安時代にも犬を飼っていたという証拠を調べてやろうじゃないの
というわけでネットで調べたら出てきました。
奈良から平安時代では、犬は貴族の間で流行った鷹狩のお供として仕えたり、番犬として飼われたりするなど使役犬としての役割が大きかったようです。 愛玩動物としては猫のほうが可愛がられていました。 平安時代の絵巻物には、貴族の屋敷の縁の下で暮らす犬が描かれています。
ほらあ!
…まあでも、源氏物語で逃げたのは犬ではなくてすずめの子であることには間違いない。
あー、恥ずっ。
でも、疲れた息子に笑いを提供できたということでヨシとしましょう。←負け惜しみ