食べ物が美味しそうと聞いて、読もうと決めた一冊。
小学生の頃から、小説に出てくる食べ物を思い浮かべるのが大好き。どんだけ食いしん坊やねんって感じですけど、『バタつきパン』とか、『焼きたてのビスケット』とか、『ステーキみたいなハム』とか、『クリームの浮いた牛乳』とか、ワクワクしながら読んだなー。トーストと牛乳をおやつにしてもらって、色々想像しながら食べたっけな。

そして、たしかにこの本は出てくる食べ物が美味しそう。なんだ?蟹面って。食べた事ない!
あー、今晩、おでんにしようかなあ。寒いからいいよなー。

などとブツブツ言いながら読み進める、ちょっぴり怪しい私。
さて、内容は、名物ママが、「あんた、この人と結婚しなさいよ」と強引に目合わせる...というような話、ではなかった。(なんだ、それは笑)
元有名占い師が持っていた不思議な力を失ってしまい、始めたおでん屋に集まる人々が、それぞれ恋をし或いは婚活をし、主人公は、それをそっと見守り、話を聞き、その人の幸せの為ちょっとだけ手助けをする、というお話だった。

ママのアドバイスはいつも適切で、皆それぞれ一番大切にしたい愛を見つけていく。
 
あったかいおでんと日本酒。優しいママとの恋バナ。実際にあるなら、フラっと入ってみたい、と思わせるお話でした。