◆書で愛でる七十二候シリーズ~立冬/山茶始開~◆ | 書道サロン墨麗blog

◆書で愛でる七十二候シリーズ~立冬/山茶始開~◆

【書で愛でる七十二候シリーズ】


立冬  山茶始開
りっとう  つばきはじめてひらく


暦はいよいよ、立冬。
七十二候は、立冬のはじまりが、「山茶始開(つばきはじめてひらく)」

ツバキ科ツバキ属の山茶花(さざんか)の花は

椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花。

ぽとりと花が落ちる椿に対して、
花が一枚一枚散っていくのが山茶花、だそう。

どちらも山の茶の花と書くほど、
冬のお茶の世界には欠かせない花だと聞きます。
種類もすごく多くて、どれもユニークだとか^^

一輪、好きな器に活けてみるだけで、
こころがポカポカ温かくなりそうです♪


書は、冬の到来を意識して銀を混ぜた墨を使い、
日本画家の姉の挿し絵に添えて、したためてみました。
白銀の世界でも、凛と逞しく咲く山茶花の姿。
冬の王花でありながら、
春を待ちわびる花の姿を感じて頂けましたら幸いです。

[五十五候 11/8-11/13]