地域包括支援センターのケアマネ同席でデイサービスの担当者(介護指導員)との面談の日になった。
朝から実家に行き簡単な掃除とお茶の支度をした。母は何をしに来るのかしつこく質問してきた。
「◯◯さん(地域包括のケアマネ)が話していたレクリエーションセンターの説明をしに来てくれるから興味があったら申し込もう。」
と、質問される度に答えた。
介護認定されたことも理解できないのか覚えておけないのかわからなかったが、とにかく例の「ボケ老人扱いする」私が段取ることに強い警戒心と不快感を露わにした。
約束の時間にケアマネと介護指導員が到着した。
私は母と顔馴染みのケアマネにその場を託した。
「こちらがこの前話したレクリエーションセンターの△△さん。色々説明してくれるから質問があれば遠慮なく聞いてね。」
と、ケアマネが切り出してくれ外面の良い母はそれまでの険しい表情から一転、時々ダジャレを交えながら指導員と会話をしていた。
毎日ひとりだと淋しいときもあるのではないかとの質問には
「おかげさまで娘たちがみんな近所にいてこの子(私)のご主人もやさしくて本当によくしてもらってるんですよ。ご主人がうるさかったらこの子だって遠慮して毎日のように来たりできないですもんね。孫たちもばあば、ばあばと言って遊びに来たり行ったりしてるのであんまり淋しいと思うことはないんです」
と、饒舌に答えた。しかし認知症あるあるで、この後何度も同じ話を繰り返した。
趣味の話や得意なことを質問され、週一の卓球を何年続けているとか身体を動かすことは苦にしない等と答え、
「昔は日舞や編み物や和裁もかじったんですけど今は孫たちの子守りもあるからなかなかできませんね」
と、なかなか良い感じで回答をした。
実際には三女の次男の子守りは生まれたときから2人同時に預かる自信がないと言い、母はほとんどしていなかったが…
介護指導員の質問が一通り終わり、母に
「お元気だし色々手仕事もされてたみたいだし、うちに来たらおしゃべりしながら楽しんでもらえると思ういます。送迎もするのでたまに遊びに来てみませんか⁈」
と誘うような感じで問いかけた。