入浴問題は解決したが、着替えは入浴以上に難問だった。


デイサービスのカバンに着替え用の下着と靴下を巾着に入れて行くようにしたが、巾着ごと消えてしまうことが続いた。探し出すといつも巾着の中は空っぽで綺麗に畳んで出てくる。下着と靴下は押し入れの中の布団に挟んであったりハンカチに包んであったりバラバラだった。


着替えを持参しない為、折角入浴しても着ていた下着や靴下をまた着て帰ってくる。


母は入浴と同様に着替えに対する拒否が強かった。


見かねたデイサービスの介護職員の人が


「着替えを預かって入浴中に新しい下着と入れ替えましょうか?」


と提案され、躊躇なくお願いすることにした。

本来なら着ていた下着を持ち帰るのだが、デイで洗濯、乾燥までしてもらえたのは申し訳ないと思う以上にありがたかった。


下着と靴下の清潔を保つことができるようになりストレスがひとつ減った。