イキって本を読んでみようと思い331冊目に入りました。

今回読んでみたのは「ひるね姫」(神山健治 作)

2017年に公開されたアニメ映画のノベライズ本です。


中学生の頃、観てない映画のノベライズ本を集めていました。

当時は「君の名は」が流行っててアニメ映画が大量に上映されていたし、10代向けのノベライズ本がたくさん出ていたんですよね。

この映画も観てないのですが、なぜか小説だけ買いました。

集めたノベライズ本は去年ほとんどメルカリで売りましたが、この本だけ勉強机の引き出しから発掘されたので再読します。

それでは感想を書き散らかしていこうと思います。



適当なあらすじ

舞台は2020年、東京オリンピックが開催される三日前。

岡山県で自動車修理工場を営む父と二人暮らしの高校生・心羽(ココネ)は、寝るときいつも同じ夢を見ていた。

夢の中の異世界・ハートランドでは、心羽は王女であるエンシェンという女の子で、機械に心を吹き込む魔法使いだった。

エンシェンは王位を奪おうとする大臣ベワンから魔法の力を狙われている。

一方、現実世界では心羽の父が無実の罪で逮捕されてしまった。

父をはめた渡辺という男は、なぜか夢で見たベワンに瓜二つで…?

心羽は父の冤罪を晴らすため、幼なじみのモリオとともに東京へ向かうが、亡き母の実家である巨大自動車メーカーの陰謀に巻き込まれていく。



この下ネタバレありの感想










2020年が近未来扱いされている。

そっか…そうよな。

私が中学生の頃はまだ東京オリンピックが未来だったんだよな……。

この頃はまだコロナでオリンピックが延期になるなんて誰も知らなかったんですよね。

当時はいろんなアニメや実写が東京オリンピックをネタにしていました。

2010年代の空気がすでに懐かしくなってきましたね。


ザ・ジュブナイル映画といった感じのストーリーです。

普通の高校生が冒険して世界の危機を救って出生の秘密が明らかにされて少し年上の異性と恋するやつ。

こういうのでいいんだよ!とこういうのでいいんだよおじさんの顔になりました。

映画観てないけど。


あと、ジュブナイル映画って田舎から東京に行くんですよね。

「天気の子」しかり「竜とそばかすの姫」しかり。

仲間を救うために大人の手を借りずに東京へ行くシチュエーションは全高校生の憧れですからね。

だいたい東京へ救いに行く相手は女の子だったり男の子だったりするけど、今回助けに行くのは中年の親父です。

まあ同居の親父が囚われの身になっているほうが助けに行かないといけない説得力がありますが……。


現実の世界で父親の冤罪を晴らすための冒険と、夢の中の異世界ハートランドを救うための冒険が同時並行で進んでいきます。

ここまでは普通にジュブナイルファンタジーなんだけど、途中から池井戸潤作品のようなノリになってきます。

地方の町工場が大企業を圧倒する~みたいな感じの。


最終的に町工場の親父が巨大ロボットを操縦して異世界を救います。

そして親父と大企業社長の祖父が感動の和解をします。

親父がカッコよすぎる……。

親父がカッコよすぎてもはや「ひるね親父」だよ。

10代少年少女の葛藤とかはあまりありませんが、そのぶんイケオジを楽しむことができるジュブナイル映画なのでしょうか…?



巨大ロボットの戦闘シーンとか、多分映像で見ないとカッコよさが伝わってこないんだろうな…感があって、ノベライズ本は原作アニメを見ないとなあと思います。

それにしても、こんな下町ロケット的な話だったとは覚えていませんでした。


昔は観てない映画のノベライズ本を10冊ぐらい持ってましたが、この本以外全部売ってしまいました。

新海誠作品は思春期の男女がやたらと悶々としていた気がします。

最近のアニメ映画もノベライズ本を出しているのでしょうか?


ひるね姫の表紙