くらやみがたり ~凄艶数奇~ | 中島陽子のフリーダムなブログ

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◆くらやみがたり ~凄艶数奇~
六条冥夜(CV:津田健次郎)


【ストーリー】
――時は、文明開化が花咲く明治時代。軍人の妻である貴女は、自分の家でおこる怪奇な事件に困り果てていた。
そんな折、"語ることによって、憑き物を落としてくれる"語り手、六条冥夜(ろくじょうめいや)という男の噂を聞き、
彼のもとを訪ねた。そして貴女は、一人の男の話を聞くことになる。
「それじゃあ、語ってきかせましょう......」
それはくらやみの奥底に隠された、孤独と血と狂気に囚われた"縁"の物語......



今回、初めて憑き物を落とせませんでした。
相手が悪すぎます。


なんたって、相手は-神様-ですから・・。

テーマは家族愛でしょうか。
怖いと言うより、歪んだ慈しみ・・かな。


なので去年の男女の愛憎のような
切ない感はございません。


考えればそうだね。
主人公がどうして"次郎"なのか。
彼の周りに起こる奇妙な出来事。
視点を変えれば、助けてる・守ってるって事。


氏神様に近いので土地からは離れられないので
次郎さんは、海外に移ってもらうしかテがありません。

彼を守ろうと必死になっているから離れるには。

お兄さんは、もう人間の姿を持っていないので思考も、人間とは違う。
持てる力を発揮して、弟を守っている・・だけなのです。
純粋にそれだけなのです。

それを知った六条は、
「祓えない」と思ったのでしょうね。
相手は神様だし・・ヘタに手を出したら、マズイ事になるでしょうしね。


ある動物の姿をした兄は、又、山に帰って行くのでしょうね。
独りで-
やがて人だった頃の心も記憶も、忘れて行くのでしょうか。
祟り神となって、いずれ成敗されてしまうのでしょうか。


この辺りは、哀れです。


シナリオは良く出来ていますし、津田さん・・さすがですっ。
津田さん雰囲気が、胡散臭い・・すいません、言い方悪いですが
気怠い胡散臭さで、底が分からないので、こんな役も出来てしまうのではないかしらん。

正統派の祓い屋みたいな声優さんだと、ココまでの表現は難しいんではないかなぁ。


あんまりいないタイプなので、凄く好きです♡




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