今更ですが7月23日に一路さん出演のリタルダンドを観に行きました。


まず演出がG2さんだから大きな間違いはないと信じていました。
ただ時期的に観に行くことが難しいこと、
仕事に関するエンターテイメントをあまり観たくないことなど、
観に行くかどうかをすごく悩んでました。

でもゆみこさん関係の友人にすすめられたことや
駅で素敵な看板だなあと足を止めたらリタルダンドのポスターだったこと、
なにより某所でチケットをリーズナブルに確保できたこともあり、
強行することにしました合格


内容は若年性アルツハイマーになった夫を支える妻と周囲の人たちとの物語です。


この台本通りになったらとても素敵だけれど現実はそうではない。
アルツハイマーというか、介護ってそんな綺麗な話じゃないんです。
現実はとても汚く、大変なことばかりなんです。

でもね、ほんの一瞬幸せな瞬間もあるんです。
それはたまたま記憶が繋がる瞬間だったり、
一緒にがんばっていたことが実った時だったり。


その瞬間は一年の中で1日あるか、ないかぐらい一瞬のことですが、
その瞬間があるから私はこの仕事をやめられないし、その一瞬のためにがんばろうと思うぐらい、一瞬の輝きがあります。


リトルダンドは非現実と現実を書きつつ、その一瞬の煌めきも逃さずに書かれてました。
綺麗ごとかもしれませんがそれでいいんです。


それを丁寧に演じていた役者の皆さんにとても引き込まれました。派手さは全くないんです。
激しい感情の起伏も少ない。
抑えた芝居をしながらも確実に客席に伝える。
キャストの皆さんのそんな静かな熱演に心うたれ、客席でボロボロ泣きました。
後半は目の下にハンカチを常駐させていちいち拭かなくてもいいようにしてみました。
そのぐらいぽろぽろと涙が出てきました。


アルツハイマーは進行の病気で、できないことが増えていくので本人はもちろん家族も絶望感におそわれます。
昨日できたことが今日はできない。
昨日通じた言葉が今は通じない。
そんな中で、思いが通じた瞬間の喜びの表現が華美されず、率直に伝わってきたのでなお感動しました合格



もしもゆみこさんが一路さんの役を演じたらきっとおもしろいんだろうなと思いました。
似合うと思う。