10年働いたフランス企業での最終日
最後のメールの整理やら、最後のプロジェクトのファイルのアップロードをした後は、返却物を確認してもらいサインをしたら、The END.
実は、研究所の日本人男性同僚が夕方用事があるからと、送別の挨拶時間があればと副社長秘書に話をしたら、何もアジアの研究所長や日本支社の副社長からもリクエストが来ていないから特にないです、と言われ、カチンと来て、ひと騒動あった様子。
結局、15分の会を開くことになったそう。
いつも一年以内のスタッフにでも花や記念品を準備していた会社ー会社都合で研究所を閉鎖するのに何もないとは、さすが薄情なフランス人上司と副社長ながら、どうなのかと思っていたから、同僚に感謝!
ケジメは大事ですから。
まずは、上海からアジアの研究所長(私の上司のフランス人女性)がteams越しに挨拶を。
退職の合意書をサインをしたら、必要なことを聞いてはお礼のメッセージもなく、元々挨拶なんて考えもなかった彼女、あまりに表面的で、こんなに心のこもらない挨拶初めて聞きました、という感想。
日本のために貢献してくれ、あなた方のここでの思い出はあなたの人生の中で、、みたいなことを言うので、自分のスピーチの番に、
私は昨日の夕方、無事最後の日本市場のプロジェクトを終えプレゼンすることが出来ました。
研究所長にもインビテーションを送りましたが、参加いただけませんでした。
私達は、日本だけでなく、アジア全体のための開発に関わって来て、時には本社と協業しグローバルプロジェクトも遂行しました。
グローバルの研究所同僚達に最後の感謝のメッセージを送った時に多くの同僚から、日本の研究所がもたらした成果や貢献について感謝のフィードバックをいただき嬉しく思いました。
この会社が与えてくれた社内外、グローバルなカウンターパートと働いた経験、多くのプロジェクトを通じて会社に結果をもたらすことが出来たことに感謝しています、と言いました。
が、フランス人上司(アジアの研究所長)からはコメントもなく、シーンと。
だけど、日本のためだけの貢献とか、この会社での仕事がアジア地域に影響を与えたということでなく、ここでの経験はあなたの人生に華を添えるみたいな切り口、全く賛同出来ずに、ひとこと最後に言ったのでした。
副社長(フランス人男性)は最後に皆をひとりずつ呼び、感謝を伝えるためかと思いきや、転職活動の進行状況を探るためで、彼自身の心配からでなく、報告のためのような情報収感に、会社にはもう関係ない個人的な問題で複雑だから、会社にシェアすることはありません、と伝えたものの、尚食い下がる彼に、興醒めしたのでした
この方、フランス人前上司が辞めさせられた時も逐一スパイ活動をしていたなあとふと思い出した瞬間。
さ、荷物を纏めて、未来に向けて気持ちをリセットして帰宅しよう、と、お疲れ様アペロはおひとり様。
有楽町は、奇遇、フランスブランドの道を挟んだ向かいにレストランを見つけ、カヴァで。
アクセサリーショップの方から連絡があり、
自撮りと共に、返信したアペロ時間。
明日からパリ出張とか。クローズドのライブ配信にご招待いただけるそう。
ランチはアシスタントさんとお蕎麦ーとりわけ美味でした!
帰宅してもらった花束をバラして飾りました。
お花がある生活、しばらく楽しみたいと思います。
明日は前の家の鍵の返却、立ち合い日で、朝から最後の掃除に行きます。そして、ランチは夫を招いて神楽坂でお寿司です。
今からは、セルフリトリート。
呼吸法、気功、ヨガなどを生活の中心において、食事作り、断捨離(息子のスクール関係や本の整理)ーまずは、しっかり寝ること
次の会社の提出書類を揃えたり、健康保険の切り替え、免許証の住所変更などいろいろ事務手続きも。
未来に向かって!
また、アップデートいたします。