新年度になり、あっという間に4月が過ぎゆき、気が付けばゴールデンウィーク、そして5月を迎えておりました。
職場も新年度体制になり(そして担当仕事も増え・・泣)、またプライベートでもいろいろなことがあったのですが、毎日ランニング状態で、ずっと立ち止まることができませんでした。
そのような走りっぱなしの毎日でしたが、ガンバのことでは、このまま通り過ぎてしまうのは勿体無いぐらい素敵なこともあったので、そのいくつかを、記憶を頼りに思い出しつつ、振り返ってみます。
* * *
3月からカンタータの会にガンバで参加させていただくようになった関係で、4月半ば、ドイツバロック 「シュッツを歌う会」の練習にも参加させていただきました。
合唱をなさる方は、基本的にいくつかのグループを掛け持ちされていらっしゃる場合多いので(例えば週末の3日間で、計4つの会の練習をこなされるなど笑!スゴイ!)、そのような方から関連したお誘いやご案内をいただける、という嬉しい状況に恵まれております。
「シュッツを歌う会」といっても、シュッツ以外のブクステフーデなどのドイツものを中心に、いろいろされるそうです。(ちなみに5月次回はパーセルだとか。もはや国境も海峡も越えました。そしてそれも良いのです♪)
基本的に伴奏無しのアカペラとのことですが、会の代表者の方(大尊敬のI島さん)に、興味があることを申し上げると(憧れのドイツバロック!シュッツもブクステフーデも大好物ですから!でも、詳しくは無いので、曲を知るチャンスですし♪)、ガンバのみでの通奏低音や、歌のバスパートのお手伝い(並奏?というのかしら?)をぜひ!とおっしゃっていただきました。
そして、当日予定している曲目リスト及び楽譜データを送ってくださり、拝見。
・・! 予想通り、恥ずかしながら、メンブラ以外、全く存じ上げない曲ばかり!(それはそれでテンション上がります・・!)
そして初めてお目に掛かる作曲家もいらっしゃる!(シェレ・・?・・お名前全然存じ上げない・・)
しかも、ものスゴイ曲数!!!(↓以下です)
●シュッツ (Heinrich Schütz / 1585-1672)
・ルカ受難曲 (Lukaspassion / SWV480 /.c1665)
・Ich danke dem Herrn von ganzen Herzen (SWV424)
・Kyrie,Gott Vater in Ewigkeit (SWV420)
・All Ehr und Lob soll Gottes sein (SWV421)
・Die Himmel erzählen die Ehre Gottes (宗教的合唱曲集 / SWV386)
●ブクステフーデ (Dietrich Buxtehude / 1637-1707)
・メンブラの第1番から第6番まで(今回は6番)
(『われらがイエスの四肢』 (Membra Jesu nostri /BuxWV75)
・Jesu meines Lebens Leben (BuxWV62)
・Der Herr ist mit mir (BuxWV15)
●ヨハン・シェレ (Johann Schelle / 1648-1701)
・Vom Himmel kam der Engel Schar
いろいろ驚きつつ、果たして3時間の練習の中で、本当にこれ全部を通すのだろうか?そんなこと、可能だろうか?と半信半疑に思いつつ、念のため再度問合わせてみても、できる限り全部やるっぽいことをおっしゃる。
なので、とりあえず楽譜の用意を始めましたが、とにかくスゴイ量なので、作業量がものスゴイ!(プリンターにも頑張っていただきました!笑)
本当は、練習当日までに一応そこそこの練習をしておきたいところですが、今回は(もとい、「(いつものように)今回も」)そんな贅沢は望めそうもなく、とにかく、なんとか当日までに楽譜の準備(製本等。譜めくりもなるべく避けたい!)を間に合わせることに、全力投球することにしました。
その甲斐あって?なんとか楽譜も間に合い、2・3日前になって
やっと練習に参加する見通しもつきました。(まさにぎりぎりの綱渡り・・)
そして、当日。
まずは、シュッツのルカ受難曲(飯島さんによる名解説付き)。
始まりのエヴァンゲリスト。単旋律の、朗々ながらもしみじみした響きを拝聴し、それだけで、じわっとくるものを感じました。
そして合唱が始まり、バスパートに合わせてガンバを弾かせていただきました。
・・その気持ち良いこと!
(嬉しいことに、これは独りよがりでなかったようで、I島さん曰く、歌とガンバが「まるでゴルゴンゾーラとボルドーのよう!」に合っていたそうです。ちなみにブログ上で「(この会から)もう離しませんからね。」と、実生活では未だかつて言われたことの無い、勿体ないお言葉も頂戴いたしました笑。)
その他、ブクステフーデの連作カンタータ 「メンブラ」(有名なこの曲は、以前、演奏会本番等で経験させていただいたことがありました)はもちろん、4声(+通奏低音)で味わう憧れのドイツバロックの教会音楽、初めて体験するそれぞれの曲が、本当に美しくて、どれもが素晴らしかったです。
皆さんの歌声の素晴らしさにも感動致しました。
そして、自分も弾いていてとても楽しく、幸せでしたが、ガンバの響きを皆さんがニコニコ喜んでくださっているご様子でいらっしゃり、素敵な曲と時間と空間を、ご一緒に味わい、共有できたことが、何よりの喜びで、嬉しいことでした。
ガンバ独特の倍音の響きについても、しっかり味わって聴いてくださり、コメントくださった方もいらっしゃいました。
大好きなガンバですけれど、普段いろいろと悩みつつしながらも取り組んでおりまして(いろいろな面でとても不器用なこともあり・・)、それはそれは、本当にご褒美のようなひとときでした。
皆さんの笑顔や、身に余るお言葉にもとても励まされ、今後の精進の気持ちも新たになりました。
また次回も楽しみにしております。
皆様、こちらこそ、どうぞ末永くよろしくお願い申し上げます!
2018(H30)年 5月初 八十八夜の頃 記