こんばんは。
人間科学の専門家として総合病院ではたらく臨床心理士、五十嵐です。
3月に入り、だいぶ春らしくなってきました。
花粉にお悩みの方も周りに多いですが、皆様、お元気ですか?
2月はいくつかイベントがありました。
私にとってはいろいろ感慨深い、どれも大事なイベントだったなあと思います。
ひとつずつ振り返って参ります。
2月最終日は何の日かご存知ですか?
2月最終日が何の日か、知っていますか?
毎年、2月の最終日は「世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day:RDD)」です。
下記、RDD in Japanより引用です。
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希少・難治性疾患の病気に苦しむ人は世界中にいます。
それにもかかわらず、患者数が少なかったり、病気のメカニズムが複雑なため、治療薬・診断方法の研究開発がほとんど進んでいない例もあります。
Rare Disease Day (RDD)はより良い診断や治療による希少・難治性疾患の患者さんの生活の質の向上を目指して、スウェーデンで2008年から始まった活動です。
日本でもRDDの趣旨に賛同し、2010年から2月最終日にイベントを開催しております。
このイベントが、患者さんと社会をつなぐ架け橋となり、希少・難治性疾患の認知度向上のきっかけとなることを期待しております。
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2015年より私が住んでいる地域でもRDDが開催されており、毎年お手伝いにお邪魔してきました。
主催者は写真家でもある和田芽衣さん。
今年も、参加してきました。
「Rare Disease Day 2017 ふみだそう -Leave no one behind-」
このRDD2017のテーマのもとに、今年も世界・日本各所で開催されました。
Leave no one behind...
誰も置き去りにしない...
素敵なテーマです。
とてもあたたかで、みんなで病気とともに生きることを考え、互いに支えられる感覚を得られた、まさにこのテーマどおりのイベントでした。
2つのご講演の共通点は、「遊び」。
今年は、午前中は講演、午後は交流会でした。
講演は、お二方からのお話でした。
お一人目は、入院中の病児に遊びを提供するボランティアを継続しておられる、認定NPO法人病気の子ども支援ネットの坂上さん。
二人目の方は、病児のきょうだいを支援するボランティアを実践しておられる、NPO法人しぶたねの清田さん。
お二方とも、病児、きょうだいを大切に大切に想っていて、どうやったら彼らを大切に思う気持ちを伝えられるだろうか、そしてできるだけ楽しく安心して過ごせる場を提供できるように、という心からの工夫が伝わってくる、素晴らしいご講演でした。
そして、病児もきょうだいも、一緒に「遊ぶ」機会を積極的に作る、というところで共通していました。
このRDDでも「遊び」が大切にされています。
子どもの保育があるだけではなく、例年いつも豊かな「遊び」を提供してくれる助っ人を呼んでいるのです。
そんな和田芽衣さんは、上記の2つのご講演のときにこんなことをおっしゃっていました。
-できないことにばかり目が向く入院生活で、
あ「遊び」は子どもができること、できるようになったことを教えてくれた。
あ笑顔を失うようなことばかりな入院生活で、
あ「遊び」は子どもの笑顔を見せてくれた。
あそしてそれを見る親を笑顔にさせてくれた。
「遊ぶ」ってすごいな。
子どもにとって、「遊ぶ」ってなんなのだろう。
子どもにとって、「遊び」はどのような機能を果たしているのだろうか。
おそらく、発達的な側面や精神面安定における側面において、重要な意味があるのだと思います。
そして、それって子どもだけのこと?
大人にとっても大事なのかもしれないなあ。
そんな疑問を持ちました。
またひとつ、このイベントが私に知りたいことを与えてくれました。
私は普段、小児医療の臨床に携わっていません。
だから、知りませんでした。
でも、その答えは人間科学がきっと知っているから。
また学ぼう。
こうして人間のことを、ひとつひとつ知っていく。
それが楽しくて、そしてきっと誰かの役に立つから、この学びをやめられない。
そのたびに、また人間科学の魅力を感じる、その繰り返しだなあといつも実感します。
もし、「遊び」の意味をあなたが既に知っていたら、ぜひ教えて下さい。
このプログにお越し下さり、いつもありがとうございます。
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よろしくお願い致します。
