こんばんは。
人間科学の専門家として総合病院ではたらく臨床心理士、五十嵐です。
この度、私たちの研究を助成していただくこととなりました。
総合病院でみんなで取り組んでいる研究課題を支援していただけること、とてもうれしいです。
申請を勧めてくださった先輩に感謝しています。
さて、この経験を通して、いろいろと気づいたことがありました。
研究助成をいただくことのメリットは、むしろ「資金を得ること」ではない。
・申請書を作成することを通して、考えをまとめることができる
・申請書を作成することを通して、具体的な方法論に落とし込むことができる
→申請することで具体的に考えるきっかけとなり、研究計画をまとめることができました。
そして、実際に研究が進展しました。
・自分の研究課題が先行研究や社会実情を通して、行う意義があるものか確認できる
→申請の審査を受けるで、客観的な視点から研究課題の必要性を判断していただくことが
可能になります。
したがって、研究実践に向けて社会的妥当性を確保することができます。
研究を教わった指導教官には、下記のようによく教えていただきました。
「未着手な課題には2つの可能性がある。
ひとつは、“重要で意味があるけれども手がつけられていないもの”。
もうひとつは“やる意味がないから手がつけられていないもの”。
このふたつをよく見極めることが大切。」
自分が取り組もうとしていることが、このふたつのどちらなのか。
取り組むことに意義のある課題なのか。
その判断のための、客観的視点を担保することができます。
・期限が決められることで、具体的な行動計画を立案することができる
→具体的な行動促進のために「期限を決める」ことが有効であることは行動科学でも自明のことです。
研究助成の期間によって、外的環境から期限が限られ、具体的な行動を起こす
強い動機づけになります。
・研究グループ全体を支援することができる
→研究はひとりでできるものではありません。
特に臨床研究となれば、より実施のハードルは高くなります。
一緒に取り組む方々と協力して進めていくことが必要となります。
そんな中、助成があれば、研修会に参加するなどのさまざまな活動を支援したり、金銭的な負担を
減らすことが可能になります。
研究助成をいただくメリットは、資金を得ることだけではありません。
それを改めて実感します。
大きな大きな、力をいただきました。
頂戴した研究費を大切に、研究課題の検討に取り組んで参ります。
目の前の課題をひとつずつ解決し、少しでも社会貢献につながるよう、努力していきたいと思います。
お読み下さりありがとうございました。
どんなことにもひとつひとつ、まだ気づいていない意味があるのかもしれません。
そう考えたら、人生は発見の連続。
これからも楽しみです。
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よろしくお願い致します。
