前記事の続きです。
イカゲームの感想をネタバレ込みで書きます。
今回は印象に残った登場人物のことを。
韓国の俳優さんを一人も知らない、映画やドラマにも知識のない者の感想文です。
ソン・ギフン(456)
シーズン2・3(以下S2・3)を見終わってS1を見返した時、表情だけでなく顔自体が大きく変わっていることに気づきました。
なんでもこのためにダイエットをして痩せたそうで、プロ魂にすごいなぁと感心しました。
あの悲惨なS2のラストから、もしやS3でギフンは自死してしまうのではないかと思っていました。
そして本当にギフンは自ら死を選びました。赤ん坊を守るために。
ギフンは死に、フロントマンのイノは生き続けていますが、二人の闘いに勝ったのはギフンでした。
もしファイナルの最後で先にスイッチを押し、ミョンギが転落して二人が生き残ったら?
善意と正義からとはいえ、ギフンの行動で人を死なせてしまった。
クムジャの最後の言葉にあるように、もしそれが悪人だったならば気にせず堂々と生きていくでしょう。
でも善人のギフンはそれらのことに耐えられず、現世に戻っても二度と心から笑うことは出来なくなっていたのではないでしょうか。
大人の事情とはいえ、娘にも拒絶されている現実があまりに気の毒です。
オ・ヨンイル(001)=ファン・イノ(フロントマン)
なぜ、ギフンと同じようにイカゲームで優勝したイノが、フロントマンをしているのか。
なぜ、残酷にもチョンベを殺したのか。
その答えは、ファイナルゲームの前夜にあった…ということなのでしょうか?
明日の死がわかっている中で、自分が殺されないために、無抵抗のライバル達を殺したイノ。
そんな状況に陥れば人は誰もが自己のために他者を殺す。お前だってそうなるはずだ、とギフンに対して思っていたのでしょうか?
でもギフンはそれをしなかった。
そしてファイナルゲームでは他人である赤ん坊を助け、自分を殺した。
それに対してイノはどう思ったのでしょうか。
S2以降、ギフンを見つめるイノが何度も何度も映されましたが、最後の方の顔は感情が入って見えたのは気のせいでしょうか。
彼はこれからどう生きるのでしょうか。
めんこ男(名前出てきたっけ?)
本当に私は韓国の俳優さんを全く知らなくて、イカゲームS2の「パンと宝くじ」で、このメンコ男(スカウトマン)の怪演・奇演を見て「この俳優さんは、こんなにヤバい目つき顔つきで、他の仕事が出来るのだろうか?」と出演作を調べたという低レベル視聴者です。
そしてとりあえず、このコン・ユさんが主演の「新感染」を見てみたら、なんと優しそうで知的なイケメンさんなのでしょう!
同じ顔なのに、全然別人ですね。
演技力がいかにハイレベルかということが分かりました。
ギフンとのロシアンルーレットでの異常性、緊張感、迫力は本当にすさまじかったです。
ヒョンジュ(120)
あの悲劇の「かくれんぼ」で。
どう見ても弱そうなクムジャ(149)とジュニ(222)の二人に声を掛け、常に守り、一人で(たしか)ゴールを探しに偵察に行った際にゴールを見つけ、足を踏み入れ、安堵の表情を見せたところで一旦場面が切り替わりました。
あそこで、あれほどの正義感と優しさを持った人が、あの非常事態のせいで一人でゴールしてしまうのか?
残される弱者二人は鍵すら持たず、鬼に見つかったら抵抗すらできず殺されてしまうのか?
とも思いましたが、ヒョンジュは勇敢にも二人の元に戻ってくれましたね。
だけどそれで、ミョンギ(333)に背後から刺されて命を落としてしまいました。
なんとも悲しく、やりきれない結末。
でも、優しく誇り高き彼女に相応しい、美しく勇敢な最期でした。
上述のように韓国の俳優さんを全く知らない私ですが、この俳優さんの他の演技も見てみたくて「ザ・グローリー 輝かしき復讐」を見てみました。
そちらでは悪役を演じており、イカゲームのヒョンジュとの対比が面白かったです。
ヒョンジュが本当に大好きです。
クムジャ(149)
ダメ息子ヨンソク(007)の借金返済のために、高齢でありながらゲームに参加したクムジャ(149)。
ちょっとおせっかいだけど、包容力と温かさで、まるで皆のお母さんという感じでした。
おばあちゃん孝行というものを一切出来なかった私は、どうも作中の「おばあちゃん」に弱く、クムジャが愛おしくて大好きで、絶対死んでほしくなかったのでした。
前記事と重なりますが、髪に刺したかんざしが、敵と戦うためでなく、最愛の息子を止めるために使ったということが、私にとってはイカゲーム全体で一番残酷で辛かったです。
そして、ああもうこれは首を吊って死んでしまうんだろうな、でもジュニと赤ん坊のために生き続けて欲しいなと思ったけれど、ダメでしたね。
本当に、本当に、一番起きてほしくないことが起きてしまいました。
マッチゲームで親子離れ離れになった後、二人は二度と離れないように手を握りあっていました。
あれからこの展開。ほんと、なんて残酷なんだろう。
5人6脚でチームを組む時、ヨンソクが男性ばかりのグループに「婆さん」と言われたのを、「婆さんじゃない、母さんだ」と言ったのも胸に響きました。
話は逸れますが、重要キャラって皆、分かりいやすい番号が付けられていますよね。
かなり重要なのに、149番という特徴のない番号のクムジャ。
でもヨンソク(007)の「7」を考えると、
7*2=14、7*7=49
こんな感じで149番なのでしょうか?
ナムギュ(124)
S2では本当に嫌なやつでした。
強者にへつらい、弱者をいじめる。
なにより、強く優しいクールなセミ(380)を殺したんです。許せません。
しかしS3では良かったです!
もちろん悪い奴ですが、むかつくサノスが消えて自分の時代がキターみたいに輝いています。
口真似も上手い(笑)
未熟さや劣等感から来る残酷さや、ヤク中のなかでの大縄跳びも本当良かったです。
S2の時点では、ナムギュがその後あんなにスポットライトを浴びるとは思っていませんでした。
ジュニ(222)
ジュニが映るたび「可愛い…」と思ってしまうのですが、なぜかどうも好きになれませんでした。
なぜだろうと考えてみると
・ミョンギみたいな男と付き合って未婚で妊娠しちゃう
・妊娠してるのに得体の知れないゲームに申し込んじゃう
・おばあちゃん(クムジャ)が色々心配して優しくしてくれてるのにそっけない
・マッチゲームでのヨンミの件で、ミョンギの言い分をわざわざ肯定する
ここいら辺が、私の価値観と相入れず「なんか好きじゃない」となってしまうのかと思いました。
とはいえ、妊婦であり、出産直後の女性&生まれたての赤ちゃんという、守られるべき存在です。
なのに○チームの誰も配慮も気にもしない、というのがすごいなと思いました。
極限状態に置かれたら、赤の他人が妊娠してようが出産しようが、全く興味ナシ!となるのでしょうか。
また前記事と重なりますが、あの足の怪我、シーツを割いてぐるぐる巻いて固定してあげて欲しかった!
ってか自分でも出来ることだし。
デホ(388)
彼はそんなに悪いでしょうか?
いや悪いだろ!
臆病なのは良いのです。
でも彼は出来もしないことを無責任に引き受け、皆の命が掛かっているというのに自分可愛さで仲間を裏切り、平気でのうのうと生き、眠り、食べてる!
しかも嘘つき。
この責任感の無さ、誠実さの欠如。彼は癌細胞です。
彼のようなタイプなら、全員を殺して456億ウォンもらって帰ったら、「だってしょうがないじゃないか」って自分を肯定してのうのうと幸せに生き続けるんでしょうね。
自身の経験から、やたら大声を出すやつはメンタル系要注意人物です。
許せんデホ。一体どんな俳優さんが演じているのかと思ったら、カン・ハヌルさんという方。
デホと全然似ていない、爽やか系のイケメンさんでした。
ギョンソク(246)
難病の幼子を持つ、貧乏画家さん。
S2で「なんだ伏線っぽかったのに何もなく死んじゃったじゃん」と思ったのですが、S3前に色々な人の予測・考察を見てみたら、
あの俳優さんはその程度の役で死んで消えるような人ではない!
というような記述を複数見、実際S3が始まったらその通りすぎて笑ってしまいました。
しかし、あの地獄から生きて抜け出すには犠牲無しには無理といえど、お腹を撃たれるのは辛すぎる!
カン・ノウル(ピンクガード)
ヒョンジュに続いてカッコイイ女性でした。
媚びず染まらず、なびかず諦めず。
臓器摘出ルームで脱北した理由を言いながら撃つシーンや、「11番(ノウル)の所在を確認しろ」(←みたいな感じ)と上官が指示した時に「11番はここにいます」と出現した時など、カッコよくてワクワクスカッとしました。
この女優さんの他の演技も見てみたいです。
ジュノ(刑事)
ドラマとは言え、S1で潜入してピンクガードとして行動するのは、勇気ありすぎる!!!と思いました。
だってもう、朝イチから何したら良いのか分からないじゃないですかー!
ほんとドラマとは言え、すごい適応力です。
S1で兄であるイノ(フロントマン)に撃たれた時は急所を外されたのかも知れませんが、S3ではイノは船長にその時が来たら全員殺せ、的な指示を出しました。
なぜイノは、自分を慕って探しに来る弟を、そんなにも簡単に殺すことが出来るのでしょうか。
それは、イノ自身のファイナルイカゲームの前夜に、自己保身から無抵抗の相手を殺しまくった過去と関係があるのでしょうか。
セビョク(シーズン1)
脱北女性で、ファイナルゲーム前夜まで生き残ったセビョクです。
ストーリーと関係ないのですが、彼女の横顔が時々京本政樹さんと重なったのは私だけでしょうか。
釣り上がり気味の目のラインが、とても美しいのです。
美しいのもそのはず、彼女はモデルさんなのですね。
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以上、イカゲーム出演者に関する勝手な感想でした。
まだ続きます!