夏の終わり、
運命に導かれるようにミャンマーに行った。
黄金と祈りの国は、たちまち私を虜にした![]()
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そうあれは去年の6月のはじめ。
ANAから『4万マイルマイルが6月29日に失効します。』
とメールが来た。
みすみすマイルを無駄にするのも
もったいないからどこかに行こう!
「よし、ベトナム!」
とすでに何度も行っているベトナムの中でも
近頃お気に入りのホイアン行きを妄想しながら
チケットを予約!
しかし、人気のベトナム線は10時間近くかかる
鈍行便は取れるものの直行便のマイル予約枠は全て満席。
なんだ・・・がっかり。
まっ、とりあえず、
しばらくしたらまたトライしてみよう!!
なんて悠長に構えていたら、
すっかり予約をしなければいけないことを忘れていて、
ふと気づいた時には
マイル失効30分前の23:30近くになっていた💦
六本木から麻布十番に向かう急な鳥居坂を下りながら
何度も予約にトライ!ダナン・・ダメ。
サイゴン・・ダメ。ハノイ・・・ダメ。
ベトナムは全滅。
ならばスペインは?
クロアチアは?
ブタペストは?
色々試みるも惨敗。
まずいな〜〜あと5分、
どこかないかな、
ああ早く〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
こんな状況で目に留まった“ヤンゴン”という地名。
これどこの国だっけ?
分からないけどとにかく予約、予約。
「やった〜〜取れた!!」
すんなりチケットをゲット。
とにかく夏の後半に
私はヤンゴンという所に行くことになった![]()
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調べてみるとヤンゴンはミャンマーの実質首都で、
仏教国で、美しい寺院がいっぱいある所らしく、
見事なまでに赤く染まった幻想的で
祈りの声が聞こえてきそうな写真に心奪われた![]()
ホテルもワールドクラスの一流ホテルから
植民地時代のコロニアル調な荘厳なものまで
想像以上のクオリティでテ
ンションも徐々に上がってきた![]()
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そんなこんなで始まった私のミャンマー旅。
魅惑に満ちたミャンマーで
深い歴史と人々の優しさに
引きずり込まれることとなる。
ヤンゴンでの豪華絢爛なパゴダや
イギリス植民地時代に建てられたコロニアル調の建築、
アジアの香り漂う活気と喧噪にあふれたマーケット
そして、ロンドンで出会ってから20年。
その友人と奇跡的に
ヤンゴンの地で再会を果たしたりと
ドラマチック過ぎる出来事があれこれ起こって
より一層街の景色が色付いた・・・
そこから更に幻想的で幽玄でえ
もいわれぬ絶景のバガンの写真を
ネットで見つけて行けたら行ってみようかな・・・
と淡い恋心を抱いた![]()
せっかくだし!!ノリでエアーと
ホテルとガイドを予約してみた。
そんな軽い気分だったのに、
バガンに足を1歩踏み入れた瞬間に感じた
穏やかな空気、包み込むような優しい時の流れ・・・
全てが琴線に触れ、
そこで過ごした数日が心に色濃く沈殿した
なにがこんなに、懐かしく心に響くのだろうか・・・?
心の高鳴りを感じずにはいられなかったのだ。
それは一体何なのだろうか???
それを探求したいと私のミャンマー愛は深まるばかり。


