UXMAL
The Nun's Quadrangle
■尼僧院
いよいよ、マヤアーチを抜けてウシュマルのハイライトともいえる四角い庭を持つ壮麗な複合建築物建築物、
“尼僧院”に行ってみましょーーー
“尼僧院”と呼ばれてますが、実際は宮殿だったとか・・・
マヤアーチを抜けると
四角い中庭を望む“尼僧院”が現れました
天気もいいし、サイコーのシチュエーション
この“尼僧院”は宇宙論的設計をされているとか。
それぞれ異なる高さに建てられているらしく
こんな意味があるそうです。
●北側の建物
13(天界の13層)の入り口を持ち一番高いところにある
屋根には「天空の蛇」の彫像
天界を表現
●西側の建物
太陽が沈む西側を向き
7つの入り口(7は地上における神秘的な数)
図像はパワートゥーン(大地の神の化身カメ)
太陽が生まれた場所「中間の世界」
●東側の建物
太陽が昇る東を向き
テオティワカンの軍神崇拝を表すモザイク
太陽が地平線に沈む場所「中間の世界」伝承による
●南側の建物
9つの入り口(地下世界ジバルバは9層)
最も低い位置
地下の「死の世界」
■東の建物
装飾は、中央と建物の両端にプーク様式の代表
「雨の神チャックの顔」が上下3連であり、
左右の6つの逆台形は両側に頭がある蛇神ククルカンが
逆三角形のピラミッド造っています
台形の真ん中には羽飾りをつけたミミズクも
(結構崩れてしまってます・・・)
太陽が沈む、西側を向いて建てられたこの建物に
施された9人の悪神のレリーフと
地下を向いたピラミッドが彫られ
「死の寺院」とも・・・
西が死や悪という世界観を表すのはエジプトの遺跡と同じですね・・・
因みに、コーナーの三連チャックは
鼻がもげちゃってました・・・
逆サイドには鼻が確認デキますね
■西側の建物
太陽が昇る東側に建てられたこちらは7つの入り口があり、
マヤの伝統的な雨神チャークと、メキシコ高原の羽毛のある蛇・ケツァルコアトル(ガラガラヘビてとれm)が絡まりながら装飾されトルテカ文明の影響がみて取れますね
渦巻き模様もあって、これは水を意味しているようです。
幾何学模様の上に上下三連のチャーク像
ガラガラヘビの頭、胴体、尾が配されています
人々が雨の神「チャク」を崇めたのは、この地方が乾燥した丘陵地帯の上、石灰質の大地水を確保することが難しかったからなんでしょうね・・
中央には天蓋付きの玉座があって羽飾りをつけた貴族の頭部のレリーフが
プウク建築の全てが盛り込まれたこの壁面、
素晴らし〜〜〜〜〜
■北の建物
北の建造物は一段高い基壇にあり、幅100mと一番大きい。
左右には小神殿があり、 小神殿に挟まれた幅30mの中央階段が取り付けられています。
こちら小神殿はインスタポイント
大勢いるとみんなそれぞれの入り口に立って
いい感じに写メれるけど、私はひとりなので(笑)
神聖文字が掘られた石碑
マヤ文字が刻まれています・・・
未だ40%の解読しかできてないらしいけど💦
雨の神チャックが4連になったデザイン
草葺き屋根を模した紋様があり、
屋根の所に3つの双頭の蛇が配されて います。 民家の入口下には2頭のジャガー背中合わせにちょこんと座っていて、なんともかわいいらしい
「蛇」はマヤ語で「カン」と言い、「カン」とは同時に「4」(生命を象徴する)、四方(東西南北のエネルギー)、また十字(縦と横の力の交差)という意味があるそうです。
そして、大地=ジャガーと天空=蛇で表わされ、
子孫繁栄を表しています。
ガラガラヘビ(ククルカン)崇拝は、生命を創造する力=性エネルギーへの崇拝につながるんです。
蛇と十字のデザインは人間がククルカンと合体するための鍵であり、神聖なものを表していたということですね。
そうなんです!!
ここはマヤの神ククルカンの精神化したエネルギーの飛翔する「天空の蛇」が天界と地上を繋げるというスペクタクルなショーを繰り広げていた所だったのかも・・・
太陽の陽射しがなにやら
「天空の蛇」を目覚めさせそう〜〜〜
小神殿に施された「山」に見えるレリーフは
金星を意味し、“金星の台座”と呼ばれているようですが
空に飛び立つ蛇(ククルカン)支えているのかも
■南側の建物
9つの入り口がある南側の建物は
地下の死の世界を表しているとか・・・
中央の入口の左右には4つの部屋があり
入口が口を開けていますが、やはり上にはマヤ民家の 上に雨の神チャークが載ったレリーフが
矩形のカタチをしたここ尼僧院は
宇宙の創造エネルギーを蓄積し、また一体化する為の神聖なセレモニーに使われたらしいですよ・・・
古代人の壮大というか、がっちりとした宇宙観が
感じられますね〜〜〜〜〜!!
The ball Court
さあ、どんどん歩いて行くと、
次は「球技場」が見えてきました
まあ、だいたい遺跡のあるところには競技場があります。
マヤ・アステカ人にとって
「競技場」は人と神にとって重要な場所で、
競技場が冥界の入り口に繋がる入り口だと考えられたいたようです・・・
チームの選手が腰、ヒジ、 膝を使って、ボールを追いながら、壁に取り付けられた石の輪にボールを通す競技で
勝者は生け贄として太陽神に捧げられたんですよ〜〜
今はそんな時代の壮絶さとは無縁で
更に進んでいくと
The house of the Turtle
水を象徴したカメの彫刻と 外壁の上部にカメの石彫がズラリ
その名もズバリ「カメの家」が・・・
カメのアップ〜〜〜〜
プリプリして可愛すぎる
そして、その先にあるのが
■The Governor's Palace
高台の上にある総督の宮殿。ウシュマル最大の建物です。
縦180m、横153mという巨大な人工の基壇、建物の高さは8m、奥行12m、幅は96mという巨大な建造物で、26もの部屋があり、ウシュマルの政庁だったと考えられています。
大きさだけでなく、芸術的にも尼僧院と並びプウク様式の最高傑作なんですよ〜〜〜
尼僧院の東の建造物と同じで、双頭の蛇が8匹台形状に上下に並べられ、その上に立派な羽の冠りをつけたこの地域の最高支配者Load Chacの見事なレリーフが。
上部には雨の神チャック。そして渦巻き文様と斜め格子のデザインを組み合わせた美しいデザインですね〜〜〜〜
バイクのエンヴレムのようです(笑)
お〜〜〜〜っ!!
ここは5連チャック
その後ろに見える、チャーク像と雷紋はプーク様式の壁面装飾の傑作と言われています
“魔法使いのピラミッド”と尼僧院も一望できる
素敵な場所
一応、撮ってみました(笑)
双頭のジャガーを象った玉座です。
2つの頭は、人と神、政治と祭事の二面性を 表すそうです。
今日のガイドさん
ジャガーの玉座はこんな風に使われたそうです
とりあえず昼間の部はこれにて終了・・・
近くのホテルへ移動して、
一先ず休憩
プールサイドでうだうだ
そしてディナー
そんでもって、
最も楽しみにしていた
第二部、「光と音のショー」
すでに大勢の人の列ができていたけど、
うちの優秀なドライバーがキッチリ先頭を確保(笑)
満天の星空の
尼僧院の北の館の上に設けられた観客席
眩い星の光を浴びながら開演を待っている間の
古代の足跡が感じられる
心地よい風と柔らかな森の匂い
ずっとずっと
この雰囲気に包まれたかったんだなぁと実感
そして、いよいよショーが開演
ちょっと、スペイン語なので
内容の詳しいことは分からなかったけど、
この雰囲気は味わう価値ありです
帰り道前を歩くおじいちゃんとおばあちゃん
お互いを気遣って仲むつましいお二人に
愛をお裾分けしてもらい帰路へ着くとしますか・・・
今回お世話になった
MAYAN INCENTIVES
完璧なサービスで、最高でした
面白い冗談で笑わせてくれたり
ほんとに至れり尽くせり。
ナイスなドライバーさん
いや〜〜〜
本日も満喫満喫
Buenas noches
VIVA MEXICO