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カラー講師のViolaです

色彩検定1級合格対策講座の第13回
主な内容はインテリアにおける色彩と景観です
今回はインテリアにおける色彩について
書いてみたいと思います
住宅空間と非住宅空間では
どんな色彩を使ったらいいのかは違ってきます
住宅空間はいわば個人の空間
利用者のライフスタイルや嗜好が反映されます
配色については
・同一色相でまとめる
・類似色相でまとめる
・対比色でまとめる
・自然色でまとめる
・無彩色でまとめる
と5つの方法があります
それぞれの長所、短所も理解しておきましょう
クライアントとイメージを共有し
調整しながら計画をたてます
非住宅空間の場合
やはり住宅空間とは違った配慮が必要になります
非住宅空間とは
オフィスのような特定多数の人が集まる業務空間
病院のような不特定多数の人が集まる公共空間
店舗のように集客が目的の商業空間
があります
オフィスは業務空間ではありますが

同時に多くの人が一日の大半を過ごす生活空間でもあります
事務室や会議室は作業効率をアップさせる、寒色系
談話室や食堂はリフレッシュさせる暖色系の穏やかな色
役員室などは状況にあわせた色彩
特に重要なのはエントランスやロビー
ここはいわば企業の顔
企業戦略やコーポレートカラーを意識した色が効果的ですね
学校は生徒にとっては生活空間でもあります

なので、誰からも好まれる同一・類似系の配色が基本
また、幅広い年齢層が対象なので
世代に合わせた視覚的な個性も必要です

病院も公共空間です

誰からも好まれる、同一・類似系の配色が基本
病院スタッフにとっては業務空間ですが
入院患者さんにとっては生活空間でもあります
なので、効率性も重視されますが
癒しの心理的効果も必要です
上の写真のように
小児病棟は明るい、カジュアルな色相です
不安な子供たちの心をケアする色彩ですね

店舗空間は集客が主な目的
商店では商品を引き立たせる背景色を心掛けます
そこに、季節感やポップで
顧客の眼線や購買意欲を喚起させます

飲食店は住宅におけるダイニングルームと同様
落ち着いた色彩が基本です
しかし、非日常感としての豪華さや
他店との差別化も必要です
景観については
視点の置き方によって名前がありました
パノラマ景観、ビスタ景観はシーン景観
車窓からの眺めはシークエンス景観
これらを合わせて場の景観
時間的な経過で変化していく景観を変遷景観
イメージしながら覚えましょうね