フライングタイガーといえばわくわくする北欧雑貨屋さんで有名ですが、こちらは日中戦争の時に活躍したアメリカの義勇軍機カーチスP-40ウォーホークです。あの加藤隼戦闘隊と闘ったことでも知られています。義勇軍として集まったパイロット約100人のうち半数以上は戦闘機未経験者で、旋回性能に優れる日本軍戦闘機と闘うために一撃離脱戦法を採用していました。

 

 

P-40はとにかくシャークティースが有名ですよね。いかにも獰猛そうで迫力があります。これに見慣れてしまうと、シャークティースがない機体がドンくさく見えてしまいます。冷却用ラジエーターにつながるエアーインレットが顎部についていて、なんだか弱っちそう。ちなみにこのラジエーター、P-40の場合はインレットが3つに分かれていて、エンジン冷却用2つと潤滑油冷却用1つです(小ネタ挟むな)。

 

 フライングタイガースのパイロットのジャケットには、万一戦闘で被弾しパラシュートで脱出、中国内地に着地しても現地民に保護してもらえるように中国語で書かれたブラッドチットと呼ばれるパッチが縫い付けて有ったそうです。

 

 そんなP-40ウォーホークとメッサ―シュミットBf-109との空中戦シーンを紹介した動画がこちら

 

 
  この模型は海外製プラモデルを組立、塗装したものです。シャークティースを貼る前と後との見た目劇的変化を楽しみながら制作しました。