”星の王子様”の著者、サン・テグジュペリさんの愛機として有名なP-38ライトニングです。正確にはテグジュペリさんが乗っていたのは本機の偵察型機F-5Aで、色はライトブルーなのですが、1944年5月にドイツ占領下の母国フランス東部の偵察に出た後消息を断ちます。

 

 

 長い間行方不明とされていましたが、1998年に地中海で彼のブレスレットがトロール船によって偶然発見され、その後の調査で地中海に沈むテグチュベリさんの機体が確認されました。

 

 

 撃墜したドイツ空軍パイロットはメッサーシュミットBf109の操縦士で、星の王子様の愛読者だったそうです。”長い間自分が撃墜した機がサン・テグジュペリさんの機ではなかったかと疑い、そうでないことを願っていた。もし彼の搭乗機と判っていたら撃たなかった”と語っています。

 

 

 サン・テグジュペリさんは軍隊で一度飛行禁止処分を受けたのに諦めず復帰したり、爆撃隊への配属命令を無視して偵察隊に入ったりと、作家でありながらタフな行動力とポリシーを持っていたそうです。フランス-ベトナム間最短飛行記録に挑戦中機体トラブルでサハラ砂漠に不時着し、3日間砂漠を歩いて奇跡的に生還したことは有名です。すごい精神力ですよね。

 

 そんなサン・テグジュペリさんを特集した動画がこちら

 

 

 

 

 この組立て模型は1/72スケールです。双胴機は飛行速度を大きくしやすいため世界中で多くの機体が開発されています(日本でも終戦間際に閃電が試作されています)。その中でもP-38ライトニングは抜群のデザインですよね。この模型は狭い胴体に錘を入れて重量感をだしたり、コクピットのディテールアップをしたりして楽しく製作しました。

 

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