この前方から見たときの四角いフォルム、どでかいエンジン、ターミネーターがショットガン片手に走ってきそうなやばい雰囲気。1977年の東京モーターショーで発表されたヤマハXS1100(輸出車名イレブン)です。

 

 

1978年より北米で”弾丸(Bullet)"と評され人気を博し、CYCLEWORLD社の年間ベストバイク10ツアラー部門に2年連続で選ばれています。ヤマハ初のオーバーリッターバイクで、空冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジンは95馬力を発揮し、直線では6000回転付近を超えると一気に加速、最高速度は約250km/hにも達したそうです。短い時間なら新幹線ひかり号と並んで走れちゃうくらいのスピードです。

 

 XS1100の走行シーンの映像はこちら

 

 

 

  ライダーのおっちゃんがフェースシールドをしないで目がしょぼしょぼになっていますね。動画タイトルの”Better late than never”は慣用句で、遅くなってもやらないよりやった方が良いというような意味です。当時は既にホンダ、カワサキなどが1000ccバイクを出していましたので後発だったんですが、1000ccを1100ccとしたことや振動を抑える独自の設定、シャフトドライブの採用などで当時最速と言われたゼロヨンで12秒を切ることに成功しています。努力の賜物ですね。

 

 

  因みにこのXS1100が発表された1977年の東京モーターショーでなにげなく展示されたのがSR400/500でした。その後超ロングセラーとなるなんて誰にも予想できなかったでしょうね。

 

 この組立て模型はマフラーのブルーイングの表現に挑戦してみたんですが、メタリックブルーからゴールドに移る色の変化を表現するのは大変難しくて、マフラーの塗装だけで10日くらいかかりました。模型は奥が深いです。

 

❣その他の自動車・バイク模型の紹介はこちら

自動車モデル総集編 CAR MODELS Table of Contents | Vintagetravelerのブログ (ameblo.jp)