ニューロマンティックは好きですか? | Vintage Five State

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マイケル・ジャクソン スリラー
80年代は、プロモーションビデオの質が向上して、「MTV」でヘビーローテーションされていました。
 
一番有名なのは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」でしょう。
もう何回見たことか。
 
「ベストヒットUSA」なんかだと、ランキング形式で曲を紹介するのが、新鮮でした。
 
 
DURANDURAN
それと同じ時期に、洋楽ポップスのジャンルのひとつとして「ニューロマンティック」がありました。
 
代表的なのは、DURANDURANになります。
 
有名なアルバムは、「RIO」と「SEVEN AND LUGED TIGER」。
私は、ライブアルバムの「ARENA」が、いいですね。
 
 

ビンテージシンセ「ROLAND JUPITER-8」のシンセソロや、当時はお高かったサンプラーの「FAIRLIGHT CMI」の効果音が斬新で、一度聞いたら忘れられない曲に仕上がっていました。

 

当時、アコガレだった「お高い」シンセサイザーを使っているグループだったので、注目度も高かったですね。

 

 

しかし、エレキギター系の人たちって「VAN HALEN」は大好きでも、ニューロマンティックは卑下します。

あんなの何がいいんだと。

 

どちらも同じ「80年代ポップス」のひとつだと思っていたので、良し悪しなんかないと思っていたのですけど、そうじゃない「価値観」っていうのがあるみたいです。

 

 

KORG M1

今思えば、当時のシンセって、サンプラーとかデジタル音源の出たてだったんですけど、生楽器の「劣化コピー」でしかなかったなと。

 

デジタルドラムマシンとかサンプラーとかで音を出すより、「実際に」生楽器を弾いたり叩いたりしたほうが、音が全然いい。

 

デジタル楽器で、エレピの「ウーリッツァー」の音を鳴らすと、私もそう思います。

 

 

シンセサイザーを弾く人は、それを「今までにない音」が出る楽器だと捉えていたんですけど、エレキギターを弾く人は音が悪くて表現力のない楽器だと思ったんでしょうね。

 

ニューロマンティックのバンドは、たいていギタリストがいなくて「ギターリフ」がないことも、不満のひとつだったんでしょう。

 

 

燃えるギター
それでも、音楽の好き嫌いは人それぞれ。

 

「価値観」を押し付けても解決しないので、程々にしておいたほうが良さそうです。

 

 

真剣なミュージシャンは、殴り合いでそれを解決する人もいらっしゃいます。

売れてるバンドでも、音楽性の違いで解散してしまうことも。

 

でも、価値観の違いがあるからこそ、アルバムになったときに、「多様性」があってバラエティ豊かな内容に仕上がります。

 

売れっ子バンドが解散したときのソロアルバムって、たいてい「単調」になってしまいがちです。

 


 

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