茨城 観光03の続き。
今回は、鹿島神宮 奥参道、鹿園、奥宮を紹介します。
奥参道は奥馬場とも言われ、流鏑馬が行われる舞台となります。
また、NHK BS時代劇『塚原卜伝』(2011年BSで放送、2013年総合で放送、主演 堺雅人)
の撮影で使用されています。
ドラマ内では塚原新右衛門(堺雅人)が山崎左門(平岳大)に「鹿島の太刀は強いのか」
と問いかけ、武者修行の旅に出るきっかけとなるシーンなどの撮影がされました。
新右衛門が旅立ちを決意し両親の説得の為、颯爽と走り出すシーンで、新たな旅に
出る塚原新右衛門の心の出発地点となる場所になっています。
鹿島神宮の御祭神 武甕鎚大神のところへ天照大神の命令を伝えに来たのが天迦久神で
鹿の神霊とされていることから、鹿島神宮のお使いは鹿となっています。
767年(神護景雲1)、藤原氏は氏神である鹿島の大神の分霊を奈良に迎え春日大社
を創建しましたが、そのとき分霊を神鹿の背中に乗せ、多くの鹿を連れて1年がかりで
奈良まで行きました。
その鹿の足跡が東京都江戸川区の鹿骨をはじめとして、東海道の三重県名張まで
続いて残っています。
鹿島は古くは「香島」と書いていましたが、723年(養老7)ごろから鹿島と書くように
なったのは、この鹿との縁でしょう。
現在大切に保護されている神鹿はかつて鹿島から移った奈良の神鹿の系統を受け
継いでいます。
奥宮
祭神は武甕鎚大神、1605年(慶長10)、将軍となっていた徳川家康が関ヶ原の戦い
の戦勝の御礼に本殿として奉納したもので、2代将軍徳川秀忠の元和社殿造営の
際に遷されたもので、現在は重要文化財に指定されています。
次回、鹿島神宮 要石、御手洗池を紹介します。