千葉 観光11の続き。
今回は、犬吠埼温泉 暁雞館 朝焼けを紹介します。
暁雞館の楽しみは料理・温泉・人だけではなく、その立地を活かした眺望、暁にも
あります。
暁の字が付く暁雞館の名の由来は暁雞館前の海岸を酉明浦(とりあけうら)といい、
そこに野生の鳥が多数居り、夜明け(暁)とともに鳴くところからその名が付きました。
早起きして朝焼けを楽しみます。
仲居さんによればお客さんに眺望を楽しんでもらう為に窓のサッシを極力減らして
景色を堪能できる様にしているとの事です。
残念ながら雲がかかっており綺麗な朝日とはなりませんでしたが、素晴らしい
景色です。
暁雞館は1874年(明治7)創業の老舗で、天皇陛下も御来館されています。
1911年(明治44)に皇太子殿下(のちの大正天皇)、1916年(大正5)に皇太子殿下
(のちの昭和天皇)がご来館されています。
他にも文人、政治家も宿泊されています。
犬吠埼で出会った高村光太郎・智恵子が宿泊し、近代詩史上の傑作といわれる
「智恵子抄」が暁雞館で創作されました。
さらに野口英世博士、伊藤博文も宿泊しています。
宿泊された方々はきっとこの朝焼け、日の出を楽しんだことでしょう。
大浴場は太平洋にせり出すかたちで、海のなかにいるような景色です。
夕日・日の出を浴槽から楽しむ事もできます。
温泉は関節炎、神経痛、筋肉痛、きりきず、やけど、五十肩、慢性婦人病、
和朝食です。
温泉卵、大根おろしとシラス、きんぴらに煮物、さんま開干しなどヘルシーな食事です。
次回、銚子~成田、成田山新勝寺表参道を紹介します。