東京 観光13の続き。

今回は、国登録有形文化財 築地本願寺本堂を紹介します。



築地本願寺 入口

築地市場に近いことから外国からの観光客も多くいらしてます。

2012年(平成24)12月に亡くなられた歌舞伎俳優 中村勘三郎氏の葬儀が行われた

場所ですので、外観は記憶に新しい形も多いと思います。



独特のインド風の外観が目をひきます。



浄土真宗本願寺派本願寺(京都西本願寺)の別院・築地本願寺は江戸時代初期の

1617年(元和3)、浅草近くの横山町に創建されました。

江戸浅草御坊と称されたこのお寺は、1657年(明暦3)の明暦の大火で焼失した後、

現在地に移転・再建されました。

特に本堂の大屋根は、江戸湊に入る船の目印であり、江戸庶民によく知られた名所

のひとつでした。


江戸時代から明治期にかけて何度か再建された木造の本堂は、1923年(大正12)の

関東大震災で焼失した後、1934年(昭和9)に現在の本堂(鉄骨鉄筋コンクリート造、

地上2階、地下1階)となりました。





西本願寺22世宗主 大谷光瑞の依頼を受けた、設計者の建築家 伊東忠太は、日本の

伝統的な寺院様式ではなく、仏教の発祥地であるインドの建築様式を独自の解釈で

外観に取り入れ、特異な雰囲気をもつ伽藍を創出しました。


花崗岩が用いられた建物中央の本堂は、上部に銅板で葺いた巨大な円形屋根が

のせられ、左右対称にのびた翼部には鐘楼と鼓楼の塔屋を置き、正面中央と左右

の入口には独特の曲線による破風を設けています。


内部は伝統的な浄土真宗寺院の本堂形式です。






本尊 阿弥陀如来

阿弥陀如来は、極楽浄土にあって大悲の本願をもって生きとし生けるもの全てを

平等に救済するといわれている仏です。


お参りをした後、係員の方に御朱印はされているのか尋ねてみると、御朱印は

書いておらず、かわりにスタンプがあるとの返事でした。

スタンプは押さなかったのですが、印判はエキゾチックなものでした。


次回、BALMAIN銀座、Dior銀座を紹介します。


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築地本願寺 内部