<第41話>
江藤知事は錦織(吉沢亮)を伴って、
ヘブンを月照寺へ連れてきています。
そこには松江藩歴代の藩主の墓があるのでした。
そこへ江藤の長女リヨ(北香那)が石段を登って来ます。
やさしく手を差し出すヘブンでした。
東京の女学校を出たリヨは
軽快にヘブンと英語を交わします。
一同は大亀の彫刻を訪れます。
夜になると人を食っていた大亀を和尚が
石を背負わせることで動けなくした、
という伝説がある亀でした。
ヘブンは大喜びです。
別の日、リヨがヘブン邸を訪れます。
ヘブンは留守でしたが、リヨはトキに
あなたはライバルかと尋ねます。
意味が分からないなりに、
そうではないと思うと言うトキに、
リヨは協力して欲しいのだと言います。
リヨはヘブンに一目惚れしていたのでした。
帰宅したヘブンはリヨが置いていった鶯を
鳴かせようとしますが、うまくいきません。
リヨ
石段を登る私を迎える手笑顔の奥に澄んだ隻眼
リヨ
ウグイスよ小さな体ふるわせて私の心歌ってごらん
<第42話>
花田旅館ではウグイス談義に花が咲いています。
亭主はこれはオスのウグイスだから
春になったら鳴くのだと蘊蓄を披露しますが、
女将があなたにオスだとどうして分かるのかと
言ったため夫婦げんか勃発。
そこへやって来た新聞記者梶谷は
これはメジロだと言います。
江藤知事はヘブンを招いて家庭晩餐会を開きます。
そこでようやく娘のリヨがヘブンを
好きになっていると気がつきます。
娘に国際結婚の難しさを説きますが、
リヨはまるでいうことを聞く気はありません。
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12947561636
錦織は江藤からリヨとヘブンが
恋仲にならないようにせよと命じられます。

リヨ
恋すてふ(ちょう)わが名はまだき立ちにけりさしもしらじな燃ゆる思ひを
<その心は>
恋しているという私の噂がもう立ってしまった。
それほどまでとはご存じないでしょう燃えるこの思いを。
前半は百人一首でおなじみの壬生忠見
(みぶのただみ)の歌。
後半は同じく百人一首から藤原実方朝臣の歌です。
W本歌取り!なんちゃて。
*北香那さんのリヨはキャラがたってますね。面白い!

